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茶生産農家の所得向上と積極的な商品開発に取り組むため、JA京都やましろはこのほど、JAの直売所「宇治茶の郷」(宇治田原町郷之口中林)に隣接する茶工場の一部を改修し、抹茶加工施設を設置した。13日には竣工式を開催し、関係者らが施設の誕生を祝った。
年間販売量7dを目指そうと、本年度産の茶から新たに抹茶加工施設を稼働させる。施設の面積は132平方bで、総工費は3958万円。施設内には粉砕前処理工程一式や、抹茶粉砕機(サイクロンミル)が並ぶ。JAが自前で抹茶加工施設を持つのは府内で初めてという。
竣工式では、JA京都やましろの十川洋美代表理事組合長をはじめ、JA役員や関係者など15人が出席した。
十川組合長が「宇治茶ブランドを推し進め、発展していきたい」と話し、来賓で出席した府山城広域振興局農林商工部企画調整室の小宅要室長が「宇治抹茶は消費者のニーズをとらえている。本年も素晴らしいお茶ができる事を期待している」と祝辞を述べた。
引き続き、十川組合長、吉田利一副組合長理事、茶事業専門会議の上田コ藏委員長、小宅室長など5人が施設前でテープカット。魅力あふれる抹茶加工施設の幕が華やかに開いた。【鹿野達郎】
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