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2018年6月12日

TODAY NEWS

また1ヵ所から20倍の総水銀
城陽市

府の追加調査で長池民間井戸



 城陽市内の富野地区と長池地区の民間井戸4ヵ所から、環境基準値の最高20倍超もの総水銀が検出された問題で京都府は11日、「新たに長池地区の1ヵ所から基準値超の総水銀が検出された」と発表した。今回も基準値のほぼ20倍の数値だった。府は今後、総水銀が検出された井戸5ヵ所について、春と秋の年間2回、継続的に調査を継続、監視していくことにしている。

 調査のきっかけは、城陽市内の地下水と土壌汚染問題を、独自の調査活動などで問題提起してきた市民グループ「城陽の水と土を考える会」から今年4月、京都府に「富野地区の民間井戸から総水銀が検出された」との情報が提供されたことによる。同会は、城陽市民の水道水として供給されていた第1浄水場の「2号井戸」(深さ200b)で、2009年6月に微量の総水銀が検出されて以降、ジワジワと数値が上昇していく経過を情報公開で把握、取水停止と徹底調査を市に求めたが、市水道部は「浄水した水道水には含まれていない」と拒否していた。14年12月には同井戸から基準値超の総水銀が検出されたが、市はすでに機械修理を理由に取水を止めていた。
 7万5千城陽市民が使う水道水の約8割は地下水で、3カ所の浄水場に計14本のくみ上げ井戸から供給される。このうち3本の井戸から総水銀が検出されているが、浄水処理された後の供給水には、全く含まれておらず安全だとしている。「城陽山砂利採取地整備公社」(理事長・奥田敏晴城陽市長)は、03年度から、採取場内の4ヵ所および公社所有観測井戸3ヵ所の計7ヵ所で、年間4回モニタリング調査を実施しているが、これまで環境基準値を超える総水銀、ホウ素、ヒ素などの有害物質が検出されている。
 今回の調査は、府環境部環境管理課が5月10日に実施した、富野地区、長池地区の地下水調査を受けての追加調査。この時の調査では、総水銀が検出された富野地区の民間事業所内井戸を中心に半径500bにある13ヵ所を調査したところ、富野地区では3ヵ所から0・0013_c(基準値0・0005_cの2・6倍)、0・0073_c(同14・6倍)、0・011_c(同22倍)、長池地区では1ヵ所から0・0020_c(同4倍)の数値が検出された。いずれも、事業所のトイレ用手洗い用及び製品製造用で、飲料には使用されていなかった。
 調査は、長池地区の井戸を中心とした半径500b内の12ヵ所で5月29日に採水。この内1ヵ所から、基準値の約20倍に及ぶ0・009_cの総水銀が検出された。ほかの井戸からは検出されなかった。井戸は現在使用されていない。所有者の話では、深さが100bほどだという。府は「井戸の周辺に人為的な汚染源は確認されておらず、原因は不明」としているが、前回調査の4井戸も含め、継続的に調査していくことにしている。【藤本博】
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