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2018年6月12日

TODAY NEWS

「身近な命の助け合い」
宇治田原の増永さん

献血友の会を立ち上げ



 宇治田原町荒木で果物店「火の國屋」を経営する増永行廣さん(68)が、宇治田原町にこれまでなかった献血(を推進する)グループ「京・宇治田原献血友の会」を6月1日に立ち上げた。「多くの人の命を救うためには、健康な血液が必要。若い人にもっと献血の意識を持ってほしい」と話し、献血仲間を増やそうと意気込んでいる。【鹿野達郎】

 血液は、栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために不可欠。血液の機能を完全に代替できる手段はないため、医療において輸血は欠かすことのできない治療法となっている。献血された血液の多くは、不慮の事故に伴うものではなく、がん患者の治療に使用されている。
 献血の方法はいくつか種類があり、血液をそのまま採血する「全血献血」と、必要な成分だけを抜き取る「成分献血」がある。成分献血は、血小板成分献血と血漿(けっしょう)成分献血がある。血液の成分は血液製剤の材料になるため、どの病気に対してどの成分が必要かに対応できる。
 献血は献血ルームで行うことができる。全国にあり、府内では京都駅前や四条、伏見大手筋の3ヵ所。
 増永さんは1981年から献血を始め、これまでに577回行っている。現在は年に20回ほどのペースで実施。最初の頃は普通の献血を行っていたが、血漿成分献血ができてから切り替えたという。
 献血する人の多くは50代〜60代。10代〜30代で献血する人は少ないという。若い人の献血率が低いため、今後血液が足りなくなってしまう危険性もあるという。そのため増永さんは「若い人に受け継いでほしい。献血を推進していきたい」という思いで同会を立ち上げた。
 また、増永さんは現在68歳で、リミットが1年半を切っている(注・検血可能年齢16歳から69歳)ため、自ら献血を行えるのはあとわずか。「献血は身近な命の助け合い」をキャッチフレーズに掲げ、後世に伝えていくようだ。
 献血を行うことによるメリットもあり、これまで行った献血は、献血カード(に書かれている個人番号)で管理されているため、これまでのデータ(血液成分の数値など)がすべてWeb(インターネット)上で確認できる。グラフで見ることも可能。
 病気の場合は献血ができず、検査は非常に厳しい。しかしその基準を知ることによって健康意識を高めることができる。指標を見ることにより、それが目安となって、健康管理がしやすい。そのため、増永さんは20年ほど風邪をひいていないという。
 増永さんは「宇治田原町が全国で一番の献血カード保持率となるよう目指したい。町民のほとんどが、健康な状態を保てるようにしたい」と同会の目標を掲げている。今後は、講師を招いて講演会を行ったり、座談会や相談会なども行おうと企画を練っている。
 同会会員の対象は、町内在住の献血ができる年齢で献血カードを持っている人。また、70歳以上で以前献血を行っていた人で、献血カード(献血手帳)を持っている「OB会員」や、16歳未満で献血に興味がある「次世代会員」の入会も相談を受け付けている。
 増永さんは「血液をもらうという事は命をもらうという事。献血はボランティアでもある。みんなに献血してもらい、献血カードを持ってもらいたい」と入会を呼び掛けている。
 入会の申し込みや問い合わせは、火の國屋内、増永行廣さん(рO90・2709・1126)まで。
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