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2018年 5月 17日

PHOTO FLASH
秋の収穫、今から楽しみ
きょうの一枚


宇治の笠取小
農家の田んぼで米作り学習


 宇治市立笠取小学校(角田泰志校長)で15日、岸本幸三さん(64)方の田んぼを借りた5、6年生の田植え体験が開かれた。
 市東部の山あいにある笠取小学校は明治6年(1873)東笠取村・西笠取村共立の笠取村学校として創立。今年で開校から145年を迎える。
 1960年代の半ばまで児童数は30〜40人を維持していたが、過疎化・少子化で98年からは児童がひと桁に。
 現状のままだと学校の存続に関わることから、地元保護者らが中心となって通学区域制度の弾力的な運用を市教委に働き掛け、2001年から市内全域に校区を広げて児童を受け入れる特認校制度がスタートした。
 現在の児童数は19人。3、4年生と5、6年生が2学年合同の複式学級。市内各地からスクールバスで通学する特認児童は16人。学校では児童一人ひとりに応じたきめ細かな学習指導や校区を挙げた四季折々の学校行事の開催など、小規模校の持ち味を生かした取り組みを教育活動に取り入れている。
 田植え学習には事前に岸本さんから育苗や苗代づくりについて学んだ5、6年生が約200平方bの水田に入り、木枠を目印にカグラモチの苗を丹念に手植え。
 田植え体験には岸本さんの父親の清三さん(89)も姿を見せ、苗植えの要領をアドバイス。作業には「食と地域のパートナー」を合言葉にしたJA京都やましろの職員も食農教育の一環で参加。1年〜4年生も見学に訪れ、一緒に田植えを手伝い、素足で入る田んぼの感触を楽しんだ。
 公認の泥んこ体験に6年生の五十棲佑太くん、橋本さくらさんは異口同音に「去年よりも速く苗を植えられるようになった」とにっこり。 
 稲刈りは無論、夏場の草引きなど田んぼの管理も児童が行う予定で、岸本さんの好意で実現したフルコースの米作体験に学校は「自前のもち米を使って餅をつき、10月に笠取小で開くへき地教育の全国大会でかき餅(おかき)にして振る舞いたい」と話し、実りの秋を楽しみにしている。【岡本幸一】
【写真は岸本さんのアドバイスで田植えを体験する児童たち(西笠取)】

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