京都:山城地方のニュースをお伝えします

2018年 7月 12日

PHOTO FLASH
巨椋池の形見、優雅に開花
きょうの一枚


宇治の京都文教学園
樹心亭で風流な蓮見茶会

 宇治市槇島町、学校法人京都文教学園宇治キャンパス(京都文教大学・京都文教短大)で11日、「蓮見茶会」が開かれ、茶道部(山本菜央部長)の学生たちが教職員や学生、子育て支援室を利用する地域の人たちを風流にもてなした。
 京都文教学園では仏教の教えを建学の精神として教育研究活動に取り組んでいる。蓮の花は泥田の中から美しい花を咲かせるため、仏教のシンボルとされ、短大の学歌にも歌われ、蓮の花にちなんだ学生の憩いの場「サロン・ド・パドマ(蓮花のサロン)もある。
 キャンパスには「尋源池(じんげんいけ)」と呼ばれる日本庭園を設け、池の畔に樹心亭、洗心亭の茶室を開設。1964年から教職員を招待した「七夕茶会」を開いてきた。
 その後、市井のハス博士で知られた久御山町東一口の内田又夫さん(05年に死去)から在りし日の巨椋池(おぐらいけ)に群生していた蓮を譲り受け、77年には池に移植。
 学園の創立100周年記念事業の一環で2004年には洗心亭の前に滴り落ちる水音が瓶に反響、共鳴し、琴の音色の様に聴こえる水琴窟(すいきんくつ)も設置。池にはスイレンと蓮が優雅な花びらをつけて季節の移り変わりを伝えている。
 蓮見茶会は一度途絶えたが、この間の経過を知る短大の安本学長の一声で復活し、今年で8回目。紅色系の蓮が減る中、安本学長が懇意にする宇治市植物公園の曽和治好前園長に在りし日の巨椋池ゆかりの蓮の寄贈を求めたところ、昨年、紅色の「請所本紅」や桃色の「佐古外屋敷」など8種類が寄贈された。曽和さんのアドバイスが実り、池にカラフルな紅色の花が彩りを添えるようになった。
 樹心亭に昼休みから開設した茶席では、大学・短大の部員たちが顧問の塩竃義晴さん(裏千家、茶名・宗晴)の指導を受けながら来訪者を接待。
 安本義正学長をはじめ教職員や高齢者アカデミー受講生らが入れ替わりに茶室を訪れ、清楚な白色の蓮が開花した庭園を眺めながら優雅な一服を満喫した。
 茶室には高齢者アカデミーの学生たちも訪れ、唯一の男子部員という北川航さん(臨床心理学科2回生)が点てた風流な一服を満喫。4期生としてキャンパスライフを満喫する木村正孝さん(72)=宇治市=は「巨椋池ゆかりの蓮を楽しみながらのお抹茶は格別です」と表情を和ませた。【岡本幸一】
【写真は巨椋池の形見の蓮を鑑賞しながら風流な一服を楽しむ蓮見茶会の会場(京都文教学園、樹心亭)】

HOME
読者コーナー
投 書 箱



山城エリアガイド
企業&商店情報


洛南タイムス
購読申し込み
広告案内
会社概要
洛タイ福祉事業団
サイトの著作権



洛タイトップページ

copyright©洛南タイムス社
京都府宇治市宇治壱番26
TEL 0774-22-4109 FAX 0774-20-1417

※このサイトに掲載する記事や写真、その他のデータの著作権は、洛南タイムス社
またはその情報提供者に属します。無断転載を禁止します。