洛タイ投書箱



このままで、よいのですか…
―小学校卒業式での袴を着る児童(女子)の激増について― 2017年4月7日


◆…最近、全国的に小学校での卒業式での女子児童の袴姿が多いことの報道がされています。当地の山城地方においても、各小学校で年々その数が目立っているようです。卒業式の新聞報道(写真)からもうかがえます。ある学校での保護者の撮影ビデオを見ると袴を着ていない女子児童はごく少数しかいないことが分かります。10年の間で加速しているとのことです。袴を着ないことがふつうの卒業式でありながら、袴を着ない女子児童が少数派となっている今、少数派の該当児童の気持ちや保護者の心情を考えると、今の卒業式の服装において深刻な状況になってきているといわざるを得ません。
◆…女子児童に寄りかかって言えば、5年生(在校生)で卒業生の袴姿を目にして、1年後の自分の姿を想像し、友だちとのつながりで膨らみ、年々着用の女子児童は増える状況のようです。1年前から話題が広がり、レンタルが始まるとのことも聞きます。
◆…でも、袴の着用がかなわぬ場合、多感な思春期に入る女子児童にとって心弾む卒業式が一面つらい気持ちが生じていることも十分推察されます。
◆…また、事情により子どもの願いに応えられない保護者にとっても、つらいものになるでしょう。袴のレンタル料は、数万円かかるとのことです。半日だけの卒業式のためにそういう費用を準備することは、かなりの負担がかかる保護者の方は少なくないと思われます。「子ども食堂」の取組や孤食が云々されるなど経済的な格差が生じている今日的な状況で、そんなことでいいのかと、思わざるを得ません。
◆…袴を着せることに戸惑う保護者の方は、どこに寄りすがればよいのでしょうか。そんな保護者が、ある機関に相談されたこともあると聞きます。
◆…このままの経緯で進めば、この傾向は来年度は今年以上に進むことが推察されます。この状況の打開策としては、周囲の関係の大人たちの働きかけが必要であると考えます。
◆…まずは、PTAや学校、さらには教育委員会の関係組織が公教育の観点に立って、現状を認識しながら自粛の方向で、一定の見解を保護者などに発信することが必要であると考えます。そのことにより、該当の保護者のよりどころとなり、全体として自粛の状況が醸成されると思うのは私だけでしょうか。(山城地域の住民)

投書のインデックスへ
copyright©洛南タイムス
京都府宇治市宇治壱番26  TEL0774−22−4109  FAX0774-20-1417
※このサイトに掲載される記事や写真、その他のデータの著作権は洛南タイムス社またはその情報提供者に属します。無断転載を禁止します。