洛タイ投書箱



縣祭りに思う
2014年6月17日


◆…恒例の縣祭りも終わりました。宇治神社の還幸祭も終わりました。いつもこの時期になると気になることがあります。縣祭りは、深夜に白い梵天が渡御するところから、全国でも珍しい闇夜の奇祭とうたわれています。
◆…ところが近年、この梵天が昔どおりの渡御が行われなくなっている。宇治市史によれば、当初は神輿だったものがいつ頃からか梵天を神輿に替えたものと推測されると記されている。また、宇治郷に居住し河内国内の数ヵ所を支配していた代官上林家との結びつきがこの祭りの起源とも推測されていると、このように正確に記録された資料は残っていないようであるが、古い昔から祖先が宇治の町の振興を願って築きあげてきた貴重な文化遺産であると私は思います。ところが近年しきたりどおりの渡御がされない状態が続いています。このことは私が推測する限り、自分さえよければ良いとの考えがまかり通っているからだと思います。
◆…近年はお宿をする家も利用する人もなく、見世物小屋もなく、露天も見物して楽しいような店は少なくなってきました。
◆…我々特に新町通り、縣通り、本町通りに囲まれたデルタ地帯の中に住む住人から見れば大変身勝手な考えと思います。私たちは伝統ある祭りだからこそ一日中雑踏やポイ捨てゴミになやまされても我慢し、特に警察や消防が臨時出張所を設けて頂いていると言っても、やはり火災や事故が起これば緊急車の到着の遅れは必至であることから、特に火の用心には普段よりいっそう気をつけて協力してきたつもりです。このように地元市民の協力があってこそ成り立っている祭りであると思います。
◆…今の状態では、闇夜の奇祭の名前もだんだん忘れ去られていくでしょう。せめて祭りのメインである梵天渡御はしきたりにのっとった渡御をお願いしたいと思います。このままの状態が続くなら、ただの露天祭りでしかありません。そんな祭りに一日中心配しながら協力するのは我慢できません。一般の宇治市民の方や商売人の方々がどんな気持ちでおられるのか聞きたいものです。自分だけ儲かればいいとの考えなら、そんな祭りならなくなればよいのです。
◆…いい加減に元の状態に戻していただきたいものです。関係者の一考をお願いします。
(地元一市民)

投書のインデックスへ
copyright©洛南タイムス
京都府宇治市宇治壱番26  TEL0774−22−4109  FAX0774-20-1417
※このサイトに掲載される記事や写真、その他のデータの著作権は洛南タイムス社またはその情報提供者に属します。無断転載を禁止します。