洛タイ投書箱



運転免許証の返納にケアを
2017年 10月 6日


◆…最近府警から高齢者に向けた「運転免許証の自主返納」を進めるビラが出ている。確かに高齢者の交通事故がここ数年多発し、毎日のように新聞やテレビに報じられている。特にアクセルとブレーキの踏み違えが最も多いが、運転全てにおいて、加齢による動作の緩慢は、我ながら認めざるを得ない。いよいよ自分にも返納の時期が来たのかと、日々真剣に考える。
◆…その返納を進める警察の文言も行き届いてはいるが、二世帯や三世帯が同居していたり、身内が近くにいる場合には良い。しかし今、高齢者は一人暮らしや夫婦二人暮らしが多い。「家族に代理で自主返納を申請」してもらえと言うが、その家族が無く、また、遠くに居る場合も多い。
◆…免許証を返納すると、たちまち日常の食料品の確保に困る。徒歩か路線バスかタクシーか、はたまた懐かしい自転車で出かけなければならない。日常の食料品の買い物を代行してくれる人が居る場合は良いが、そんなにうまくはいかない。
◆…そこで、これは警察はお門違いで住んでいる市役所や役場に頼るしかない。こんな時こそ議会や議員の自治会長(区長)、民生委員、社協や福祉関係の委員さんに相談するしかないと思っていたところ、宇治田原町では町営バスの運行、久御山町でもショッピングを楽しんでもらおうと、高齢者送迎のバスのサービスを開始した。
◆…さらにこれからも南山城の市町村でも、この久御山町の送迎サービスが真似られるかもしれない。大手のスーパーも自宅までの配送サービスを考えてくれるかもしれない。そうした免許証返納に変わるケアが無いものかと考えていた矢先、京田辺市の「市民ねっと楽学塾」が主催して10月29日午前10時から、市の福祉センターで「京田辺市のバス路線―現状と将来展望」なる講演が催される。きめ細かい行政の高齢者福祉の施策の実現に期待している市民のひとりである。(京田辺市草内在住 古川章)

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