洛タイ投書箱



「教科書歴史」は権力を美化する史観に基づく
2018年 7月 9日


◆…本紙ホームページ「TODAYNEWS」の「明治150年の美化に警鐘」に注目しました。高校教諭・本庄豊さんが著書を通じて「明治150年に学んではいけないこと」を主張されている。
◆…本庄氏は、治安維持法に反対して暗殺された宇治出身の代議士・山本宣治の研究を進めてきたという。時代のうねりと対峙し、自分の良心に従って生きた山本宣治の生き様を学び直すべきだとする。
◆…今でこそ稀代の悪法「治安維持法」と言われているが、当時の時代に翻弄されていた民衆は、その根底にある権力の暴走、そして正義の言論弾圧に目を閉ざされてしまった。権力の魔性に命がけで闘った人こそ英雄です。
◆…同じく、権力は幸徳秋水が韓国併合を反対したため、国家政策に反逆するとして見せしめで処刑したとする。権力は嘘をつく。
◆…今年「明治150年」を声高に政府主導で祝賀ムードを演出する風潮が感じられます。しかし、民衆を戦争に駆り立てた権力悪の150年の歴史でもある。決して美化し、国家主義への傾倒に加担してはならないと思います。
◆…歴史は単なる事実の記述ではない。権力者の作ったフィクションでもあるとの指摘もある。記述者の史観を見抜かなければなりません。民衆は同じ暗黒の時代へ突き落とされかねないからです。
◆…本庄氏の警鐘に賛同します。
(札幌市・荻野義彦・75歳)

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