かがり火に照らされ、鵜を操る鵜匠

9月30日まで毎晩実施

宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」が、1日に開幕した。初日には約100人の見物客が訪れ、鵜匠と鵜が繰り広げる川面のショーを楽しんだ。9月30日(日)までの期間中、府立宇治公園の喜撰橋周辺で実施する。

鵜飼スタートに先駆け、川開きの神事を行った。鵜飼を主催する市観光協会や㈲宇治川観光通船の関係者、来賓などが出席し、期間中の安全を祈願した。
観光協会の中村藤吉会長は「ことしも無事開催でき、とても喜ばしい。人工ふ化で育ったウッテイーも数羽デビュー予定で、放ち鵜飼実現に向けたクラウドファンディングも好調だった」とあいさつ。来賓の松田敏幸市民環境部長は「(鵜飼は)宇治観光の大きな役割を担っている。これからも支援していく」と山本正市長の祝辞を代読した。
鵜飼いが始まると、風折烏帽子と腰みのを身にまとった鵜匠の澤木万理子さんと江﨑洋子さんが、交代で6羽の鵜を操った。このうち2羽が人工ふ化で生まれたウッテイーで、1羽はこの日がデビュー戦。追い綱に初心者マークを付けて挑んだ。
かがり火が辺りを照らすなか、勢いよく魚を捕る鵜や鵜匠の綱さばきに、見物客は見入ったりカメラを向けたりして楽しんだ。鵜が鵜匠の元に戻ると、大きな拍手が起こっていた。
このほか、神事の前には川開きイベントも実施した。府茶業協同組合の協力で宇治茶レディが宇治茶を無料接待したり、宇治観光旅館組合が鮎の塩焼きを販売した。
また、鵜匠の2人と「チャチャ王国のおうじちゃま」「ちはや姫」によるじゃんけん大会や記念撮影会もあり、多くの来場者でにぎわっていた。
宇治川の鵜飼は、荒天や増水時を除き期間中毎晩開催する。問い合わせは市観光協会(0774・23・3334)まで。【盛川振一郎】