思い思いに本を楽しむ子どもたち(市立大住小・中庭)
思い思いに本を楽しむ子どもたち(市立大住小・中庭)

夢あふれる 絵本を乗せて

無限に広がる発想で、夢にあふれる絵本や児童書を乗せて日本各地を旅している「全国訪問おはなし隊」が、山城地域の小学校や保育園に到着した。講談社が90周年を記念して、1999年にスタートさせた事業で、キャラバンカーの中にはおよそ550冊を搭載。保育園児や小学生たちに、読み聞かせや紙芝居で本の面白さを伝えた。

■好きな世界の中へ 幼と小 本でつなぐ
京田辺市立大住小

京田辺市立大住小(菊池幸一校長)には3日、青色の2号車に揺られ、山下まり子隊長ら3人が訪れた。同小1年生42人と、私立大住保育園(関根眞治園長)の年長児27人が、本の世界にどっぷり漬かった。
児童と園児、それぞれ2つのグループに分かれ活動。移動中は手をつなぎ、児童がエスコートした。
リラックスして読んでほしいと、キャラバンカーの前にはじゅうたんが敷かれた。好きな本を手にした子どもたちは、1冊の本をみんなで囲んだり、教諭に自慢げに見せたりと喜んでいた。
お話会では、隊長らが紙芝居や4冊の絵本の読み聞かせを披露。サーカスで技が決まると拍手を送り、大好きなハンバーグができるまでを見守った。隊長は「これからもいっぱい読んで、ずっと本を好きでいてね」と呼び掛けていた。
1年2組の岡本愛ちゃんは「たくさん本があって、一人で読んだり友達と読んだりして楽しかった」と笑顔だった。
同小は2018年度、子どもが積極的に読書するよう優れた実践を行ったとして、大臣表彰を受けている。また、近隣の私立に通う園児のうち、半数ほどが入学してくるため、スムーズに学校生活に慣れるようにと連携を模索。今回初めて本格的に(読書を通して)取り組みを進め、1週間前には同じメンバーの1年生と年長児で、顔合わせを兼ねてゲームなどで交流している。【谷貴生】
思い思いに本を楽しむ子どもたち(市立大住小・中庭)

■バースデーおはなし会
宇治田原町立図書館

宇治田原町では30日、町立図書館(岩山沼尻)にキャラバンカーが到着した。
同館の誕生月である6月に、毎年「バースデーおはなし会」と称してイベントを実施。本年度はキャラバンカー見学とおはなし会の2部構成で企画した。
この日は、子ども45人とその保護者20人が参加。キャラバンカーから階段が出てきたり、扉が開いてトランスフォーム(変形)すると子どもたちは大喜び。中に入って、本を自由に手に取って楽しんだ。
2部のおはなし会では、おはなし隊の隊長と、図書館おはなし読み聞かせ隊による絵本や大型絵本の読み聞かせ、紙芝居を披露。子どもたちが夢中になって見つめ、絵本の世界に入り込んだ。【鹿野達郎】