がけ崩れで全面通行止となっている塔川~白川間の府道大津南郷宇治線(槇島町六石山)

宇治、累積雨量250㍉突破

西日本の広範囲を襲う記録的大雨で府南部ではJRの運休や高速道路の通行止に加え、山間地の主要道路が土砂崩れで通行止や片側通行規制され、交通網に乱れが生じている。前日に続き多くの学校が臨時休校した。雨による影響はあす8日まで続く見通しで、土砂災害や河川の増水などに引き続き警戒が必要だ。7日に太陽が丘で開く予定の「京都大作戦」は中止したほか、夏の高校野球京都大会の開会式もあす8日に順延するなど、週末の行事にも大きな影響が出ている。

■学校は軒並み休校

宇治市では5日未明から6日夕方までに累計雨量が250㍉を突破した。5日深夜には山間地の市東部を中心に避難所を開設している14地区約1700世帯、3300人に避難勧告を発令。北宇治中、菟道小、アクトパル宇治、京都翔英高校第二体育館の4ヵ所に延べ8人が一時避難した。
大雨で府道大津南郷宇治線(宇治川ライン)は生長の家宇治別格本山に近い槇島町六石山(飛び地)で6日午前9時ごろ、高さ約25㍍、幅約30㍍にわたってがけ崩れが発生したため通行止となったほか、京滋バイパス(宇治西~瀬田東、京都淀~大山崎)、京奈和自動車道(城陽~木津)、府道宇治木屋線、府道二尾木幡線、和束井手線、生駒井手線などが通行止。

■宇治田原で国道307号大渋滞

城陽市と宇治田原町を結ぶ国道307号線は城陽市奈島で斜面が崩落し、片側通行に規制。宇治田原町では国道307号線が深夜まで大渋滞した。宇治市で炭山~笠取を結ぶ谷山林道が通行止となり、志津川池尾線(路肩規制)など山間地の市道、林道も被害を受けた。
今回の大雨は降り始めからの総雨量が300㍉を越えた府南部豪雨(12年8月)、台風18号豪雨(13年9月)に匹敵し、今後さらに雨も予想され、山間地での土砂災害に対する危険性が高まっており、各自治体の災害対策本部ではひき続き警戒している。【岡本幸一】