本選出場を決めたチーム「孔明の罠」

2年生チーム、画力が持ち味

京都芸術高校(宇治市五ヶ庄西浦、加藤達二校長)が、第27回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園、主催=高知県、まんが王国・土佐推進協議会)の本選出場を決めた。2年ぶり14回目。本選は8月4日(土)・5日(日)に高知市文化プラザかるぽーとで行われ、初の優勝を目指す。【奥井凜】

予選参加は、国内272校・海外29校。本選へ進むことが決まったのは33校で、同校は近畿ブロック27校の代表として出場する。
予選の規定は、B4サイズ1枚のマンガ。同校では校内で作品を募集し、8チーム11作品から生徒と教員の投票で1位になった作品をもって、予選に臨んだ。
本選出場を勝ち取ったのは、チーム名「孔明の罠」(リーダー=山根大河さん<映像メディアデザイン表現コース2年>、5人)。課題テーマから「フェイクニュース」を選び、聖徳太子が10人の話を同時に聞き分けたというエピソードをモチーフにした。簡潔な2コマかつ迫力あるタッチで、実は聖徳太子が格好付けてそう言ったと表現した。予選応募作品は、他校を含めて全て、ドリームトライブのウェブサイトに公表されている。
「孔明の罠」は、全員が同校漫画研究部の部員。「言いたいことが言い合える」と、1年生の時から仲の良かったメンバーで結成した。
本選ではB2サイズ1枚にマンガを描く。テーマは、あらかじめ知らされている5つから当日発表される。どれがきても良いよう、5つ全てにおいて下書きまで作品を仕上げておく。当日は、5時間半の持ち時間を全て彩色に使う作戦という。
リーダーの山根さんは「自分たちの持ち味は、陰影などを生かした絵のインパクト。優勝を目指したい」と意気込む。「みんなと楽しく、笑い合って」と、リラックスすることも忘れない。
美術科の竹谷美智子学年主任によると、3年生を押しのけて全員2年生のチームが校内投票で勝つのは珍しいとのこと。活躍が楽しみだ。