素晴らしい出来栄えに驚愕/城陽市 本物のバンクーバー砦から
奥田市長(右)と石田会長(左)の案内でバンクーバー砦を見るダグラスさん一家

ダグラスさん一家が来訪

城陽市の鴻ノ巣山運動公園レクリエーションゾーンには、姉妹都市アメリカワシントン州バンクーバー市(カナダのバンクーバー市と同様、イギリスの冒険家キャプテン・バンクーバーが開いたまち)にある歴史的遺産「バンクーバー砦」に模した大型アスレチック施設「バンクーバー砦」がある。本場のバンクーバー砦で、観光案内のボランティア活動をしている高校教師の一家が24日、城陽市の「バンクーバー砦」を見学して驚いた。そのそっくりさと立派さに。一家の訪問には、奥田敏晴市長や石田實バンクーバー友の会会長も駆け付け、遠来の友を歓迎した。

城陽市とバンクーバー市は、1995(平成7)年10月、姉妹都市盟約が締結された。当時の今道仙次元市長は、平和事業の推進を市政の大きな柱に据え、91年1月に日本の植民地政策で大きな災難をもたらした反省の念を込めて韓国の慶山市と姉妹都市盟約を結び、さらに加えて大きく文化の異なる英語圏のバンクーバー市と結縁、市民間の草の根交流を推進した。
この締結を記念して今道元市長は、鴻ノ巣山運動公園レクリエーションゾーン(現ロゴスランド)内に、「慶山の森」と「バンクーバー砦」を建設した。その城陽バンクーバー砦にやって来たのは、バンクーバー市内在住の高校教師デビッド・ダグラスさん(49)、妻で小学校教師のサラ・ダグラスさん(47)、次男で中学2年生のジョイ・ダグラス君(13)の3人。
一家とバンクーバー砦との関わりは、今は交換留学生としてインドに滞在中の長男アンドリュー・ダグラス君(15)が、小学校1年生の時に歴史に興味を持ち、1825(文政8)年に英国ハドソンベイ会社が、インディアンと毛皮の取引を行うために建てたというバンクーバー砦で、観光客を相手に、当時の服装で雰囲気を再現するボランティア活動を始めた。父親のデビットさんも、一緒にボランティア活動に参加するようになった。
デビットさんは、1991年から同94年まで3年間、岡山市で英語教師として日本に滞在していた。その知人らに、家族を紹介するため1年前から日本訪問を計画。バ市のホームページで、城陽市にバンクーバー砦があることを知り、「是非とも見学したい」との思いにかられたもの。
この日午前デビットさん一家は、石田会長、荒川英子友の会役員らの案内でバンクーバー砦に到着。奥田市長が、公務の合間を縫い駆け付け、金銀糸を使ったペンホルダーやバッチ、シールなどをプレゼント。その後、目的のバンクーバー砦までやって来たデビットさんは「こんなに素晴らしいとは。びっくりしました」とその出来栄えに驚き、同時に「とてもよく似ています」と感嘆の声を上げた。当時の今道元市長が建設時、本物のバンクーバー砦の写真を元に、特別発注した話を聞き、納得していた。【藤本博】