来年度中めどに基本構想策定

宇治市の中学校給食の実施方式などを議論する中学校給食検討委員会の第1回会合が27日、市役所本庁舎で開かれた。2019年内に議論をまとめる。市教育委員会はそのまとめを踏まえ、19年度中をめどに基本構想を策定する。【奥井凜】

この日の会合で、委員長に坂本裕子京都華頂大学教授、副委員長に野田遊同志社大学教授が決まった。その他の委員は、小・中学校校長各1人、中学校教務主任1人、小・中学校育友会長各1人、小学校栄養教諭2人。
1回目とあってこの日は、学校給食に関わる法律や、一般論として、配膳方法、自校方式・センター方式といった実施方式の区別などについての事務局からの説明が主となった。
説明後、委員がそれぞれの立場から自由に疑問・意見を述べた。
委員会終了後坂本委員長は本紙の取材に応じ、給食実施の議論においてまず重要なのは「子どもの栄養の確保。今、成長期の子どもが(過度なダイエット志向などで)少量しか食べないなどの問題がある。具体的な実施方法となると個別の事情があり、また予算もある。難題だが、子供・家庭・実施者それぞれが満足できる方法を見つけたい」と思いを述べた。
同検討委員会は19年内に議論をまとめる。提言という形になるかどうかは未定。市教育委員会はまとめを踏まえ、19年度中をめどに基本構想を策定する。事務局である教育部学校教育課は策定時期について、「まとめが出しだい、できるだけ早く」としている。
この日の委員の意見の要旨は次の通り(テーマ分類は記者)。
【配膳方式について】中学生になると食べる量の個人差が大きいが、その配慮はどのようにできるか。
【食物アレルギー】▽アレルギー反応が命を奪うこともある。現場の教員に対する十分な研修が必要▽ヒューマンエラーのリスクも考えるべき。
【給食時間】現在の昼食時間は15分程度。配膳時間などが生じるので、食事時間が短くなる問題が発生する。
【食育】現在持参している弁当で極めて少量のケースがあり、体が持つのか心配になる。