氏子ら「百味の御食」作り/宇治市白川
百味の御食を作る白山神社の氏子ら(白川集会所)

宇治市白川娑婆山にある白山神社の「秋祭」に際し17日、氏子らが神社隣の白川集会所で「百味の御食(おんじき)」を作った。
百味の御食は、神にささげるきれいに飾った食べ物で、談山神社(奈良県)のものが有名。
宇治白川のそれは、小玉スイカほどのカボチャの中心に穴を開けて稲穂を立て、計100種以上の果物・野菜などを一つずつシダ様の植物の茎に取り付けて表面に差し、下部を茶の木で飾る。
作るのは氏子から選ばれた3軒の「当家(とうや)」と呼ばれる当番。この日は夫婦連れ6人が、近所などから集めたグレープフルーツやレモン、小さな聖護院かぶらなどをバランス良く飾り付けた。
6人は、翌18日秋祭りの日の午前0時に百味の御食を神前に供えた。御食はすぐに下げるのが習わし。神社総代の服部一夫さん(79)は「当家が担う神事」と説明する。
昔はそのまま川に流して収穫に感謝したが、現在は集会所に安置。見学することができる。