青竹の器を300個準備/宇治田原・大宮神社
青竹を切り出し、器の準備を進める宮司と氏子ら

初詣客にお神酒や甘酒をもてなすための青竹の酒器づくりが、宇治田原町荒木にある大宮神社の五百磐(いにわ)顕一宮司(48)の自宅前で行われている。宮司や父の一(はじめ)さん(79)、氏子総代会(茨木章生会長)のメンバー11人が手分けしながら、心の込もった手作業を進めている。
竹の器を使った甘酒とお神酒の振る舞いは、新しい名物を作ろうと、五百磐さんが宮司になった2000年から始めた。今回で20回目となる恒例行事で、年を追うごとに新春の参拝者が増えているという。
器の材料には、東大寺二月堂(奈良市)の「お水取り」に使われるものと同じ京田辺市天王産の真竹を使用。今月4日に竹を30本切り出し、軽トラック4台で運んだ。
現在は、竹を約10㌢ずつ切り落とし、器の形に整える作業に追われている。器を磨いて縁を滑らかにしたあとに「大宮神社」と書かれた焼き印を押し、12月10日頃までに約300個を仕上げる。

ハート形のおちょこを特別に用意

また、昨年はハートの形をしたおちょこが大人気だったことから、今年も別におちょこを作製することにした。
青竹の器を使った振る舞いは、年明けと同時に始め、甘酒やお神酒を楽しんだ後は器を持って帰ることができる。いずれも先着300個。そのほか、猪汁(ししじる)も用意し、なくなり次第終了する。この時間帯は駐車場が利用できないので注意が必要。
五百磐宮司は「無病息災、平穏無事で1年を過ごせるよう、心を込めて作っています。平成最後のお正月を1人でも多く大宮神社で迎えてほしい」と話している。