1年の締めくくり/宇治田原の猿丸神社「火焚き神事」
火焚串を炎に投げ入れる岡宮司ら

病封じの霊験で知られる宇治田原町禅定寺の猿丸神社(岡兵庫宮司)で13日、1年間を締めくくる「終い猿丸」が営まれた。本殿前で火焚き神事が行われ、参拝者らが健康を祈願した。
同社は三十六歌仙の一人、猿丸大夫を祭っている。古くからこぶ取りの神様として信仰を集めており、大夫の命日と伝わる13日には、毎月多くの参拝客が訪れる。
火焚き神事は毎年6月と12月の命日に行い、半年間に寄せられた無病息災や大願成就などの願いが書かれた火焚串や古いお札、お守りなどを炊いて願い事が成就することを祈る。
この日、岡宮司が祝詞(のりと)を読み上げながら、集められた火焚串約4000本を炎の中に投げ入れた。参拝者らは静かに見守りながら手を合わせていた。
このほか、参拝者は本殿の周りをぐるぐる回る「お百度」や、本殿の猿の像に触るなどして病気の治癒と健康を祈っていた。