拳四朗 圧勝Ⅴ5/プロボクシング
鋭いジャブからのワンツーでフアレスをぐらつかせ、コーナーに追い詰める拳四朗
連打炸裂、大差判定勝ち

世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級チャンピオン・拳四朗(26)=BMB所属、本名・寺地拳四朗、城陽市出身=は昨年末30日、東京・大田区総合体育館で、同級7位のサウル・フアレス(メキシコ)に3-0で判定勝ち。日本人現役世界王者最多の5度目の防衛を果たした。拳四朗は18日(金)午後0時30分、城陽市役所に凱旋し、地元後援会のほか、市職員から祝福を受ける。一般市民の来庁も大歓迎。

先月30日の防衛戦で、拳四朗は序盤からフアレスを圧倒。得意の左ジャブで距離感を保ちながら、終盤には、連打で相手をコーナーに追い込む場面も見られたが、4戦連続のKO勝利には至らなかった。
判定結果は、12Rすべてで拳四朗有利の「120‐108」1人、1Rだけフアレスが取った「119‐109」2人と、まさに圧勝劇。
しかし、身長が約10㌢低い、相手フアレスの防御に手こずったのも事実。そのあたり本人も自覚しており、試合後「早く倒したい焦りもあって、空回りした」との反省の弁も忘れなかった。
これでプロ15戦全勝(8KO)。これまで年間3戦ペース(5、10、12月)で来たが、心身ともに充実していることやパンチを受けにくいボクシングスタイルでダメージも少ないことから「3月ごろに、もう1試合挟んで年間4試合案」も浮上している。
同じライトフライ級では、大晦日31日に京口紘人(ワタナベ)がWBAの王座をKOで奪取。拳四朗との統一戦に期待も高まるが、マッチメイクはそう簡単ではなさそうだ。
拳四朗が見据えるのは、同級の伝説チャンピオン・具志堅用高の13回連続防衛の日本記録。早ければ2年後に到達する可能性も出てきた。
なお、昨年末の防衛戦には、地元後援会(石田實名誉会長、安道光二会長)から約80人の応援団が会場に駆けつけ、拳四朗の圧勝劇に酔いしれた。

■BMB寺地永会長にもWBCベルト

拳四朗5度目の防衛戦に先立ち、所属ジム会長で元東洋太平洋ライトヘビー級チャンピオン・寺地永さん(54)に、WBCからチャンピオントレーナーベルトが贈呈された。
優秀な指導者に贈られる栄誉あるベルトで、拳四朗が『優秀な世界チャンプ』に成長した証でもある。