砲丸投げ〝サークル〟完成/北城陽中
堀井社長(後列左)らに見守られ、完成した投てき用サークルで練習する部員たち

北城陽中学校(平野達郎校長)のグラウンドに、陸上競技の砲丸投げなどで使用する投てき用サークルが新たに設置された。㈱堀井建設(堀井裕司社長)=平川横道=が全面的に支援し、同社と陸上部員、教員との協働作業で完成。5日、部員たちが〝投げ初め〟を行い、「恩を記録で返したい」と向上心を燃やした。
同校で陸上部員が砲丸投げを練習する際、これまでは正式な場所がなく、校舎横の空きスペースで行ってきた。他の生徒が付近をランニングする際は危険防止のため中断、立地上からも思うように投げられなかった。
部員が練習環境の課題と長年向き合う中、この問題を聞いた堀井社長が、同社の学校支援プロジェクトで専用サークルの寄贈を決めた。久世小学校の「音楽室の新装工事」の贈呈に続く第2弾。そして今回は「完成品を贈るのではなく、自分たちで作ったものだからこそ大事にしてほしい」との思いから、学校との協働作業を提案した。
部員は先月中旬から、教員や同社の関係者らと一緒にグラウンドの所定地を掘削し、砕石を敷きならして基礎を作ったり、コンクリートを打設したりする作業などに参加した。
サークルが無事完成した後、堀井社長は学校関係者や顧問の熱い思いに触れたことを部員に伝え、「苦労が重なって物ができる。一緒に作ったことを忘れず、強くなってくれたらうれしい」と呼び掛けた。
陸上部の寺川義剛・山田恭輔両顧問も「試合感覚のイメージを持って練習でき、1本1本質の高い投げができる」「競技場と同じで試合に近い状態」と喜んだ。
部員代表でお礼の言葉を述べた陸上部女子の部長、池田瑛瑠さん(14)=2年生=は砲丸投げの選手。地面を掘り下げる作業が大変だったといい、「協力して作ったサークルを大切に使い、全国出場を目標に日々の練習を一所懸命取り組みたい。この恩を記録で返せるように頑張る」と誓った。