現職・石井明三氏出馬せず/京田辺市長選
勇退を決め、朗らかに話す石井市長

京田辺市長の石井明三氏(71)=3期目=が6日、任期満了に伴う京田辺市長選挙(4月14日告示、21日投開票)に出馬しない意向を明らかにした。旧田辺町に奉職して以来、愛するふるさとのまちづくりに情熱を燃やし約半世紀。「今こそがタイミング」と言い切り、「しっかりとまちづくりを進めて」と次代にエールを送った。
石井氏は同日、市役所内で記者会見を開き、思いを語った。
開口一番、「2日前に出馬断念を決めた。役場入庁から50年近く勤められたのは、人生の誇り。さらなる発展を期待しつつ、市民や職員などすべての皆さんに感謝を伝えたい」と述べた。
断念の理由について、「一生懸命やってきた中での雑念のない引退」と澱みなく、「最後は1人で決断した。きのうからきょうにかけて世話になった各方面に連絡している。後継者など、今のところ、何も考えていない。次代の担い手に京田辺をさらに発展させてほしい。次を任せるための整理をしたい」と力を強めた。
まもなく任期満了を迎える3期12年を振り返り、「完成形はない。真心(まごころ)を大切に、現地現場主義でやって来た。何でも旬があり、逃してはいけない。よそから与えられたものでなく、自分たちで作ったもので、さらにポテンシャルを高めるまちづくりでないといけない。でなければ、長続きしない」と戒めた。
「一昨年、市制施行20周年でファーストステージを完結し、まちづくりはセカンドステージへ。(人口減少時代の中、)来てもらえる環境づくりもある程度整い、小学校から大学まで京田辺にはある。(勇退は)ひとつの、そういう時期で、旬、タイミングが大切。元気で伸びゆく京田辺を見たい」と後進にまちづくりを託す。
現在立候補を明らかにしているのは、元府議で新人の上村崇氏のみで、市長選の情勢は、石井市長の態度表明で動きが加速しそうだ。