重文37年ぶりの大改修/城陽市寺田の水度神社本殿
本格改修される一間社流造の水度神社「本殿」

城陽市寺田の水度神社(水田清比古宮司)で、きょう8日から室町時代創建の本殿(重要文化財)改修工事が本格化する。実に37年ぶりの大修理、今年10月の完成を目指す。平成から新元号に代わる節目のリニューアルに水田宮司は「2つの元号が重なる時期の改修に身の引き締まる思い。新元号のお正月を真新しい本殿で迎えられるのを楽しみにしています」と話している。
旧寺田村の氏神として、長きにわたり信仰されている水度神社の本殿は、室町時代の1448年(文安5年)造営と、創建年代が明確になっている市内社寺で最古を誇る。
同神社は、もともとは鴻ノ巣山と峰続きにある「太神宮山」にあったと伝わるが、鎌倉時代の1268年(文永5年)に現在地に遷し奉り、室町期に「一間社流造、正面千鳥破風付、檜皮葺」の本殿が建立された。
前回の改修工事時(1982年7月~12月)に見つかった社殿棟札で、創建から少なくとも11回の改修工事が重ねられたことが判明。今回の工事では、2~5月ごろに檜皮葺の屋根葺き替え、5月~7月にかけて朱塗りの柱塗り替え、5月~8月ごろに金具類の修理を行う予定。
仕上げに自動火災報知器などの設備工事を行い、10月末の竣工を目指す。ご祭神は「天照皇大神」「高御産霊神」「少童豊玉姫命」の三座。先月27日夜には、これら御神体を本殿西側の仮殿に遷す「仮遷座祭」が営まれた。
本殿改修終了後、再び御神体を遷す「本殿遷座祭」を11月10日(日)に執り行う予定だという。
総工費は約4200万円。すでに国補助(65%)が決定し、府・市からも一定の補助金を見込むが、またまだ費用が足りず、寺田地域を中心とする約650戸の氏子をはじめ、志のある人に奉賛金(一口5000円)を募集している。期間は工期に合わせて10月末まで。問い合わせは同神社社務所℡53‐9870まで。