「むすび家カフェ」が誕生/井手
さまざまな立場・世代が集う場所

美しい桜並木や市街地を流れる清流、心落ち着く美しい里山の風景が広がる井手町では、まちづくりに関する連携協定を結ぶ京都産業大学とともに、学生の若い力を取り入れた地方創生を図っている。
そのような中、まちおこしに取り組む「井手応援隊」(同大学の学生らで構成)は29日、地域の交流を促進しようと、築100年以上の古民家を改修した隊員らの活動拠点「むすび家ide」=井手町井手宮ノ本97=で町家カフェ「むすび家カフェ」を新たにオープンさせた。
町地域創生推進室と手を取り合い、町内在住のシェフも協力、地元の野菜が中心の体にやさしいメニューを提供するなどして、昔懐かしい雰囲気の中でゆっくりとした時間を味わえる地域密着型のカフェ。初日からさまざまな来場者でにぎわい、地域住民らが気軽に訪れることができる憩いの場の誕生を祝った。
隊員らが町の課題を議論する中、古民家を有効活用しようと「さまざまな世代の人が訪れるようなカフェを設置したい」と提案し、実現に至った。また、調理人の協力が必要となるため、協力者を募ったところ、シェフの室慎一郎さん(43)=井手町井手=が名乗りをあげた。
室さんは11年前に亀岡市から引っ越してきた時から、当時桜だけが咲いていたこの古民家に目をつけていたという。カフェに対する思いを聞いたところ「一言では言い表せない」と語った。料理に関しては、地域住民が持ってきた野菜をもとに、彩りを変えていくスタイルという。
メニューは各種サンドイッチ、プレート(ハンバーグ等)、ご飯もの、井手の特産「井手ぐるめ」(井手醤麺等)など、計30種類以上を提供。今後も井手町らしいメニューや学生とのコラボなどで随時開発を行っていく予定だ。
この日は隊員5人がおもてなし。開店と同時に地域住民が訪れ、ゆったりとした空間を楽しんでいた。
プロジェクトの代表を務める4回生の福富梨央さん(21)は「おじいちゃん、おばあちゃんに来てもらえるようなカフェにしたい。いずれは町内外の人が訪れ、コミュニケーションが図れる場になればいい」と抱負を語った。
カフェの営業日は毎週日曜日。ほかにも月2回いずれかの土曜日に営業する。営業時間は午前7時30分から午後2時30分まで。ラストオーダーは閉店30分前。
「井手町さくらまつり」の開催期間である30日(土)~4月7日(日)は特別営業。期間中の3月29日(金)から4月1日(月)と4月5日(金)から7日(日)までの間は、オープニング記念として連日営業する。
また特別営業中は、カフェだけでなく目でも楽しんでもらえるよう、これまでに井手応援隊と連携した町内企業「野の花工房」や「雅紙管」によるミニ展覧会を実施する。
このほか、井手町を舞台にした映画「神さまの轍」のミニ上映会を開催する。各回20人までの事前予約制で、鑑賞する際はカフェの指定するメニューの注文が必要。
上映日は4月6日(土)、7日(日)で、いずれの日も時間は午前10時からと午後1時からの2回。
予約方法は名前、住所、電話番号、食事の注文方法を電話(82-6170)かメール(sousei@town.ide.lg.jp)で伝える。