桜の下で息の合った舞を披露する女性ら

井手町で江戸時代から伝わる「おかげ踊り」が3日、玉川沿いの上玉川橋と玉津岡神社で営まれた。満開の桜の下、白地に紫の模様が入った着物とすげ笠を身にまとった女性らが、あでやかな踊りでさくらまつりに華を添えた。
踊りは、江戸時代後期に伊勢参りが流行したのに伴い全国に広まった。同町では一時途絶えたが、1975年に町内自治会の協力で復元。現在は町民族芸能保存会(前田一明会長)が伝えており、玉津岡神社の春と秋の大祭で奉納、春大祭のある毎年4月3日は、さくらまつり内でも披露している。
この日、上玉川橋周辺を舞台に、おそろいの浴衣姿をした女性約60人が扇を手に列を作り、「おかげ踊り」と「玉川音頭」を披露。玉川沿いに集まった人たちは、昔ながらの伝統の雰囲気を楽しんだほか、カメラやスマートフォンを手に撮影していた。
その後、女性らは玉津岡神社に移動。同じく、あでやかな舞を披露し、踊りを奉納した。
さくらまつりは7日(日)まで開催。地元の特産品を販売する模擬店などが出店するほか、夜間はライトアップ(午後7~9時)も行っている。