新生活、ウエディング彩る/城陽・純白カラー出荷ピーク
祝いの時を演出する真っ白なカラーが花盛り

新生活やブライダルシーズンに向けたフラワーアレンジメントの需要が高まる初春。清純なイメージが好まれ、根強い人気の切り花カラーの出荷が城陽市南部の花き栽培農家でピークを迎えた。
水温15℃前後に保たれる豊富な地下水の恩恵を受け、同市内では古くから湧水花き栽培が行われている。ところが、高齢化などの影響で、現在カラーを取り扱うのは10軒未満という。
㈱森島平兵衛農園=奈島十六=では、ビニルハウス約22㌃で良質のカラーを栽培し、繁忙期に入った今は、1日約千本を消費者のもとに送り出している。
出荷時期は毎年1~5月ごろ。3月中旬からピークを迎え、5月の母の日にかけて需要が高い。この時季は相場がよく、生育を合わせようと生産家が努める。
森島範紘(のりひろ)代表取締役(39)は「地下水の当たり、に出来が影響される。例年並みの印象。3月はある程度の収量があった」と話す。
毎朝6時から収穫するカラーは作業場に持ち帰って選別し、5本1束にしてセロハンで包む。そして、30本ずつを箱詰めし、市場から京阪神方面へ出荷。「以前は色が付いた品種も育てていた」というカラーは現在、純白が清楚なウエディングマーチのみを生産。年間約6万本を生育し、市場通しだけでなく、近隣の旬菜市など直売所にも卸している。