思いやりで事故防止/春の全国交通安全運動スタート
交通事故防止を願ってヒマワリの種を植える園児たち

春の全国交通安全運動(11~20日)に向けて、宇治署などは9日、イオンモール久御山でスタート式を行い、交通事故撲滅を訴えた。
同署と宇治交通安全協会、宇治・久御山地域交通安全活動推進委員協議会の主催。府警や各団体の関係者、宇治市・久御山町の職員など約190人が参加した。
式で同署の中尾敏文署長は管内の交通事故情勢を説明し、「運動期間を終えても、交通安全へ署員一丸となって取り組む」と挨拶。宇治交通安全協会の樋口始郎会長は、前日に大津市で発生した園児死亡事故に触れ、「ちょっとした思いやりで事故は防げる。車に乗る時は、心の余裕と相手に譲る気持ちで交通安全を」と呼び掛けた。
続いて、かおり幼稚園(宇治市五ケ庄)の年長児58人が、2011年に交通事故で亡くなった木津川市の東陽大(はると)くん(当時4歳)が育てていたヒマワリの種を受け継ぎ、事故防止のシンボルにするプロジェクトに参加した。警察官の制服姿の代表園児らがプランターに種を植えたり、全員で交通安全の歌を披露したりした。
この日は関係者が啓発チラシと反射材を買い物客に配ったほか、府警音楽隊とカラーガード隊の演奏・演舞もあり、多彩な催しで交通事故防止を呼び掛けた。
同運動の府内スローガンは「新元号・無事故で迎える・京の春」。子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止、二輪車の事故防止など5項目を重点に掲げる。期間中に地元各地でも啓発活動などが繰り広げられる。