香り立つ宇治茶味わって/宇治田原 巨泉
夏へ向け水出しのフレーバー緑茶が人気を集めそう
アールグレイ開発

宇治田原町岩山西出の㈲巨泉(きよせん、清水泉代表)が、これまでにない柑橘系のベルガモットが香り立つ「宇治茶アールグレイ」を開発し、販売を開始した。ひと嗅ぎすれば、紅茶を彷彿させる香りを用い、当地特産の深蒸し茶にてん茶を加えた日本緑茶の魅力を発信する。スイーツに力を入れる同店が、急須で淹れるリーフ茶の消費拡大を目指してチャレンジに打って出た。
宇治田原立川大道寺で代々続く茶農家・清泉園で生まれ、20年前に自店を立ち上げた当主の清水泉さん(61)は、40歳手前で茶審査技術四段も取得。お茶とセットで販売するお菓子の質にこだわり、オリジナル商品開発を進めた。
バイヤーの奨めもあり、抹茶スイーツに目を付け、2000年に宇治抹茶チョコレートを開発。材料や製造工程を幾度となく見直し、高評価を得る商品に育てた。
5月から販売を始めた新商品の「宇治茶アールグレイ」は、日本緑茶発祥の地・宇治田原が誇る深蒸し茶に細かくしたてん茶を加えたものに、天然のベルガモット(柑橘系果実)の精油を着香。原料の茶葉は、色鮮やかな水色(すいしょく)で、爽やかな香りを持つ「かなやみどり」を厳選し、ティーパックにはバラの花(ピンク)、矢車菊(紫)、カレンデュラ(黄)の花びらを配合してインスタ映えする、見た目にも華やかな仕上げを施した。夏に適した水出し茶は、1㍑につき2~3袋、2時間ですっきりとした香りと美味が味わえる。お湯で出すと香りがさらに引き立つ。価格は税込みで5袋518円から。
楽天ショップや海外サイトも開き、香港にブランド店を出す清水代表は「リーフ茶の販売が伸び悩む中、小さな店が、何ができるか。田原という立地条件は良くないかもしれないが、発信は大事。業界に良い刺激になればいい」と話し、若年層向けに雑貨屋などに並べたい…との思いも。ホームページhttps://www.kiyosen.com/でオンライン販売。問い合わせは同店℡88‐4507まで。