熱戦を制し、初の頂点に立った京都選抜のメンバー

第19回全日本O‐60(60歳以上)サッカー大会(日本サッカー協会主催)に関西代表の一角で出場した京都選抜チームが、初の全国制覇を成し遂げた。地元の宇治・城陽の選手もメンバー入りしたチームで、シニア世代の星が活躍。選手たちは快挙の喜びに浸り、今後の練習へ弾みをつけている。
大会は今月1~3日に静岡県藤枝市で行われた。各地方の代表16チームが4グループに分かれてリーグ戦に臨み、各グループ1位チームがトーナメント戦の決勝ラウンドで頂点を競った。今年度内に60歳になる選手から出場可能。

全国舞台で活躍した宇治・城陽の選手たち

京都選抜は2月に行われたセレクションを突破した25人で編成。地元ではGK嶋津芳喜=城陽市=、DF高田厚=宇治市=、藤井貢=城陽市=、MF藤林弘=宇治市=の4選手がメンバー入りした。
4月に開催された5府県各代表による関西予選で、京都は初戦で大阪に圧勝、前年度に全国優勝した兵庫との決勝は前半の失点で惜敗したが、関西第2代表で「全日本」に進出した。
全国舞台のリーグ戦では室蘭シニア(北海道代表)を1‐0、宮城フェニックス(東北第2代表)を2‐1、福岡六十雀(九州第1代表)を1‐0で制し、1点を争う攻防で3戦全勝の勝ち点「9」。続く決勝ラウンドの藤枝(開催地代表)との準決勝は1‐1で決着せず、迎えたPK戦でGK嶋津選手が3本止め、3‐2で粘り勝ちした。
決勝では、グループ最下位から大逆転で勝ち上がってきたPET(関東第1代表)と火花を散らした。京都は序盤から苦戦を強いられたものの、最終ラインの裏を突いたワンタッチシュートで先制。その後、PETに猛追されたが、体を張った守備や守護神・嶋津選手のファインセーブで防ぎ切り、1‐0で歓喜の雄叫びを上げた。
同大会での京都の過去最高成績は準優勝。2年前は3位だったため、初の栄冠にメンバーは沸く。代表の1人、藤林選手(59)は「登録メンバーだけでなく『オール京都』で戦うことができた」と、悲願達成へのチームワークの良さを強調する。サッカーをしに行くには健康でないと―と引き締めつつ、年代を問わず気軽にサッカーに親しめる人工芝のグラウンド整備を市に望み、「子供もおじいちゃんもサッカーができるようにしたい」と思いを語る。