黄色味がかかった大梅の実が次々と出荷される

京都府内最大のウメの産地、鎌倉末期から680年の歴史を誇る城陽市の青谷梅林で、梅干しや梅酒、和・洋菓子づくりに人気がある大梅『城州白(じょうしゅうはく)』の収穫が最盛期を迎えている。ウメ畑の場所によっては霜害が心配される今年の出来だが「実(み)は大きい」という生産農家も多く、高品質の大梅が次々と収穫されている。
青谷梅林を中心に、市内では約50戸の農家が総面積20㌶の畑でウメの木約1万本を栽培。年間の総収穫量は約100㌧に上る。
その中でも特産の大梅『城州白』は、梅酒づくりに力を入れている地元の城陽酒造、おうすの里をはじめ、滋賀県大津市の和菓子販売店などに出荷される。

城州白の実を一粒一粒丁寧に収穫する立道さん

残りは、生産農家や地元住民が「梅干し」として漬けて、自宅で消費したり、軒先販売で好評を得ている。
生産農家のうち、同市中中ノ郷の立道喜久二さん方では「主人が入院してしまいまして」と妻の富美子さん(81)ら家族総出で、大梅の収穫作業に追われている。
今月20日から始めた城州白の収穫も「あと2~3日で終わります」という富美子さん。「今年は不作ですが、実は良い。4Lの大きいサイズの割合がいつもより多い。悩みは鹿が多く出ること」と話していた。