宇治市は来月1日に『宇治フィルムコミッション』を設立する。市内の観光地、宇治茶などを積極的にテレビ等で使用してもらい、宇治の魅力を全国に発信し、観光振興を図るもの。収録された情報(放送予定日)は広く市民に周知し、宇治への愛着度の向上にもつなげていく。
フィルムコミッションは映画、テレビ等の放送番組、テレビCMなどのロケーション撮影をサポートするもの。最大手の『ジャパン・フィルムコミッション』には100団体以上が加盟しており、府内でも京都市、府北部の5市町が入っている。
宇治市は世界遺産を2つ有しているほか、風光明媚な宇治橋上流の風景などは重要文化的景観に指定されており、年間500万人以上の観光客が来訪。抹茶ブームもあり、宇治茶を目当てに来る人も多く、近年は外国人訪日観光客(インバウンド)も目立っている。
市によると、年間に大小合わせて300件程度は市内で撮影が行われているが、市を通さないものもあり、全容は不明。放送後に市民からの問い合わせで初めて市が把握することもあるという。
フィルムコミッションを設立することで、撮影希望者に市が協力的である点をアピールし、市内ロケのハードルを下げるのがねらい。相談があればロケ実施場所を紹介するほか、各種の許認可に関する支援活動などを行う。
市を通すことで、ロケ情報が把握しやすくなるため、情報を集約し、市内外に発信。小まめにチェックしていれば市民が見逃すことが少なくなる。
今回、市観光協会、宇治商工会議所、(一社)京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)が協力。市観光振興課と一緒になり、ロケ情報を把握し、支援していく。
宇治フィルムコミッションの設立情報は市ホームページ、観光協会インスタグラム、新たに開設するフェイスブックとツイッターの専用アカウントなどを通じて周知。これらの媒体を通じて、放送情報も市内外に発信する。