上村市長らと記念セレモニーに出席した尾崎さん夫妻

京田辺市役所で7日、市の人口が7万人を突破したのを祝う記念セレモニーが開かれた。全国の自治体で人口減少スピードが増す中、昨年度の市の推計では今後10年ほどは「まだ上昇気流に乗る」京田辺。人口の伸長につながる先を見据えた施策の実現が求められる。
田辺村(当時)は1951(昭和26)年、隣接する大住・三山木・草内・普賢寺の各村を編入・統合し、現市域へ拡大。97(平成9)年4月、市制を施行。60~70年代の高度経済成長期に、大規模な宅地開発、交通網の整備、学研都市の建設などが続いて、人口も急増した。
64(昭和39)年から途絶えることなく56年連続で人口が増加。昨年度に市がまとめた人口推計では、2029(令和11)年に7万4000人台のピークを迎える―とされ、今後もなお約10年は増加を見込んでいる。その中、カウントダウン状態だった7万人到達は、年号が代わって約2カ月となる6月28日に記録された。
記念セレモニーは庁舎玄関前で行われ、「7月7日の七夕に7万人目」の転入者である新婚カップルを認定者としてゲストに招き、ムードを盛り上げた。市民らの視線を浴びた尾崎裕一さん(37)・佳菜さん(33)の初々しい夫婦が紹介されると、上村崇市長が「セレモニーができるのは、先人が取り組まれたまちづくりの成果。今後も新名神の全線開通、北陸新幹線の新駅設置など、さらなる発展が見込まれるまちの魅力が評価されている。一方で、人口増加は、市民の多様な価値観に行政がどう応えるかが試される。住み続けたい、住んでみたいと思えるまちづくりを皆さんと進めたい」と挨拶した。
そして、玄関正面右脇には、キンモクセイ、ギンモクセイの対の記念植樹を行い、尾崎さん夫妻と上村市長、松村博司市議会議長、山岡弘高教育長がテープを引いて、お披露目。希望あふれる未来を念じてやまない盛んな拍手が送られた。