久御山産ナスは〝物語〟/野菜料理イベントに登場
西村九三男さん(左)と畑で歓談する渡邉さんと西村有加さん

有名シェフと野菜ソムリエがコラボし、13日に東京都内で開催される野菜料理のイベント「スゴベジ」に、久御山町産のナスを使った料理が登場する。一流シェフと野菜ソムリエが惚れ込んだナスを生産する西村九三男さん(62)=同町相島=は「京都の良さを伝えたい」と張り切っている。
「スゴベジ」は「スゴイベジタブル」の略。首都圏を中心に飲食店を経営する「イートウォーク」(東京都品川区)が、野菜ソムリエ上級プロの西村有加さんと2010年から年数回、東京・大阪で開いている。
同イベントの料理の食材には、イートウォーク社長で、パスタをメインに野菜豊富な料理が人気の「AWキッチン」オーナーシェフの渡邉明さんが、有加さんと実際に産地を訪れて探し出し、見て味わった逸品を使用する。食材の特徴や生産者の思い、その土地の文化や魅力を掘り下げて伝え、「おいしく食べて勉強になる」ランチタイムを提供する。
今回のテーマは「京都の茄子対決」。食材の買い付けのために2人は1日に久御山入りし、九三男さんの案内で畑を見学した。
細長い「ひも茄子」や、でっぷりとした「白なす」「緑なす」、丸々とした「かも茄子」、生で食べることができる「フルーツ茄子」など多彩なナスが勢ぞろい。
2人はつややかな実を手に「これはきれい!ピカピカ」「ヒスイみたい」と声を弾ませ、「これから〝肉質〟がフワッとしてくると、油の吸収も良さそう」などと話した。「(九三男さんの)昔ながらの心意気や、久御山の環境も含めて伝えたい」「説明の一つひとつに全てストーリーがある」と感慨げに語り、スゴベジ当日のメニューを思い描いた。
九三男さんは、会場のAWkitchen・TOKYO新丸ビル店(東京都千代田区)で、参加者80人に産地の魅力などを説明する予定。「久御山で作っているおいしい野菜を東京の人に食べてもらい、京都の良さをもっと分かってもらいたい」と期待で胸を膨らませる。