蓮酒ほんのり酔いしれる/三室戸寺で楽しむ会
ハスに四方を囲まれた会場でエキスがたっぷりの象鼻杯に酔いしれる参拝客たち

ハスが見ごろを迎えた西国観音霊場第十番札所の三室戸寺(伊丹光恭住職)=宇治市菟道滋賀谷=で12日、恒例の蓮酒を楽しむ会が開かれ、参拝客が独特のムードに酔いしれた。
同寺では、三重塔をバックに約100種250鉢に及ぶハスの花が競演。アジサイなど四季折々の花々が咲き誇る花の寺として名高い。
1992年から毎年開かれ、府内をはじめ近畿各地から観光客が訪れる夏の風物詩。葉に受けた日本酒を茎から吸い込んで飲む象鼻杯(ぞうびはい)は、ミネラルやカルシウムを摂ることができ、健康長寿、美容に良しとされ、先着300人を逃すまいと朝早くから列ができた。
「ワイングラスを手にするように」と手ほどきを受け、竹筒で酒を注いでもらった参拝者らは、ストローに見立てた茎からハスの香りと風味を満喫。例年より幾分涼しげな朝も、蒸し返しで汗が噴き出し、頬をほんのりと赤らめた。
大阪市の上野春香さん(22)と仁科貴文さん(25)は「360度ハスに囲まれ雰囲気が良い」「飲みやすく、とてもおいしい」と笑顔をあふれさせた。