地域活性へ「ひと」育て、つなげる/宇治青年会議所50周年
角田理事長が挨拶に立つ

一般社団法人宇治青年会議所(宇治JC)の50周年記念式典が13日、パルティール京都で開かれ、各地から集まった会員、来賓ら約250人がさらなる発展に期待を寄せた。次代を担う「ひと」を育成する組織構築などのビジョンを掲げ、次の半世紀へ向けた船出を参加者全員で祝った。
宇治青年会議所(JC)は1969(昭和44)年9月、京都JC協力のもと、国内431番目の組織として設立。宇治市・宇治田原町・久御山町を活動地域とし、地域への熱き情熱を胸に、発展に向けた取り組みを展開してきた。現役会員とOB・OGらのつながりは深く、各界で活躍する先輩の背中を見て、後の世代が人格練磨に日々、励んでいる。
地元の名士、市民らを招いて営む新春初釜や、クリーン宇治活動での定期清掃、次世代の健全育成をテーマにした家族向けイベントの開催などを長年にわたり継続。節目に当たり、「One Link One Heart ~半世紀の想いを胸に、未来へ繋ぐ」をテーマに掲げ、セレモニーの準備を進めてきた。
式は、綾砂(あやさ)さんのサンドアートで幕開け。アーティストが両手を使って砂でさまざまな情景や人物を描き出し、宇治JCの半世紀も投影。3基のスクリーンにストーリーが映し出され、最後に角田盛樹理事長自らが「感謝」と書き込んだ。
久保田雄久50周年特別委員長の開会宣言に続き、国歌、JCソングなどを斉唱、JC宣言と綱領を唱和し、物故会員の冥福を祈り、黙とうをささげた。
挨拶に立った角田理事長は「先輩会員たちは、ブレることなく、社会やまちのために運動を展開されてきた。その思いを引き継ぐ。飛躍的に社会の利便性は高まったが、逆におおよその推測が立つために、無難に事に当たることが多くなった。我々は、挑戦したい。やってみないと分からない。その勇気が答えを変えるかもしれない」と声を強めた。
川口龍雄府山城振興局長(知事代理)、西谷信夫宇治田原町長、信貴康孝久御山町長、安藤裕・山井和則衆院議員らOB含む来賓が紹介され、後進を励ます祝辞を添えた。
そして、今後5年の指針となる50周年未来ビジョンを発表。地域を考え、共に行動する「ひと」をつなげる取り組みにチャレンジすることを誓った。
祝賀会のオープニングには、宇治JCが復活に寄与した宇治田楽のパフォーマンスが披露され、ムードを盛り上げると、角田理事長の挨拶に続き、初代理事長で宇治商工会議所会頭の山本哲治さんの発声で乾杯。京都文教大学吹奏楽部の演奏も楽しみながら、出席者が歓談交流した。
山本正宇治市長もお祝いに駆け付け、「若い起業家らがJCに結集してほしい」などと祝辞を述べ、発展を願った。若い我ら斉唱で大団円を迎え、宴を締めくくった。