踊れ!!踊れ!!さあ踊れ/宇治田原「やんたん灯りまつり」
やぐらを囲んで老若男女が踊りを楽しむ

日本緑茶発祥の地…宇治田原町湯屋谷に伝わる風物詩『灯籠張り』を新しい「あかり」で演出する『未来をともす・やんたん灯りまつり』が18日、長福寺一帯で開かれ、しっとりと浮かぶ光と盆踊りを盛り上げる威勢の良い音頭が絶妙にコラボ。夏の夜を和やかに、艶やかに彩った。
湯屋谷の4つの谷(石詰・塩谷・中谷・西谷)ごとに四角い灯籠(とうろう)を張り、疫病退散と五穀豊穣を願って長福寺に奉納する江戸時代末期から続く伝統行事。

夏野菜で作ったユニークな干支を飾りつけた灯籠張り

風刺句や祝い歌を書いた灯籠の上には夏野菜で作ったユニークな干支を飾りつけ、稲穂を刺すという独特な姿が特徴的で、昨年3月に京都府無形民俗文化財に指定された。
この日本遺産・湯屋谷の地蔵盆を、より広く知ってもらおう―と、3年前に企画されたのが住民手づくりの「灯りまつり」。
夜店もパワーアップした境内には安藤裕・山井和則衆院議員も顔を見せ、西谷信夫町長が祝辞。二代目「桜川唯丸会」による迫力満点の生演奏「江州音頭」が盆踊りを盛り上げた。
踊りの輪は午後7時から連続3時間に及び、西谷町長や谷口整議長も加わって踊れ、踊れや、さあ踊れ。
地元の古参によると「昔は午前0時を過ぎても、輪はとぎれなかった」といい、音頭取りが「しっかりせい」と声を張り上げると、踊りの衆が「朝までこい」と大声で返したという。
また、踊りの輪は陸上競技のトラック同様、「左回り」が多い中、ここ湯屋谷は時計のような「右回り」。老若男女が櫓(やぐら)を囲んで揺れるように舞った。