伝統芸能を次世代に/城陽で狂言教室
狂言の立ち振る舞いや声の出し方を教わる子供たち

文化庁と京都府、公益財団法人城陽市民余暇活動センター主催の「親子で楽しむ!狂言教室」と「先生が学ぶ!狂言講座」が21日、文化パルク城陽プラネタリウムで開かれ、参加した市民や教職員らは伝統芸能の素晴らしさを実感し、次世代へ伝える大切さを学んだ。
文化庁「伝統文化親子教室事業」、京都府「文化を未来に伝える次世代育み事業」の位置づけで、地元では唯一開催された。
講師は、茂山千五郎さん、井口竜也さん、山下守之さんの3人。ドーム形で声が良く響き渡るプラネタリウム内で行われた教室には、市内に住む小学4年生以上の児童と保護者30組と、市内を中心とする教職員ら50人が集まり、まず井口さんが説明役を務める中、千五郎さんと山下さんが室町時代から伝わる狂言『柿山伏』を実演。
プロの所作や声の出し方を学んだ子供たちは早速、希望者が前壇に出て、井口さんのアドバイスを受けながら、狂言独特の豪快な笑い方や構え方、すり足での歩き方などを教えてもらい、基礎・基本をマスターした。
井口さんは、ワークショップで「短い『は』を2回、長く伸ばす『はー』を7回つなげると、うまく笑い方が表現できます」などと分かりやすく狂言の入門編を説き、参加した子供たちの緊張をほぐした。
また、「体の動きは縦揺れにすると、見る人がしんどくなるので、できるだけ横揺れで、歩く時は必ずすり足で…」と説明。最後は参加者全員で狂言調に豪快な大笑いして、ワークショップを締めくくった。
後半は、教職員のみを対象に「能と狂言の違い」などより専門的な講座を行い、学校教育に伝統芸能を取り入れる一助とした。
この取り組みに参加した袖岡汰朗くん(寺田西小4年)は「姿勢が難しかったけど、これからも狂言に興味を持てるきっかけとなりました」とコメント。また、千葉美乃莉さん(古川小4年)は「みんなの前で声を出すのに緊張しましたが、いい経験になりました」といきいきとした表情で感想を述べた。