有名シェフが集結/城陽イチジクのお祭り
イチジクの逸品料理が提供された試食会を楽しむ参加者ら

世界的に有名なシェフがトークショー&料理試食会を繰り広げる「城陽イチジクのお祭り」=医療法人啓信会・京都きづ川病院(中野博美理事長)主催、城陽市協力=が31日、文化パルク城陽で開かれた。京都中央市場で9割のシェアを占める城陽産イチジクの知名度アップに、中野理事長が〝ひと肌〟脱いだ夢ある催し。和食・フレンチ・中華の巨匠が手塩にかけた逸品に参加者らが堪能したほか、今後これらのメニューは『城陽の宝』としてまちおこしに活用される。
城陽市はこの日から9月8日(日)までの9日間「イチジクフェスタ」を開催。この間に、市作成のパンフレット『イチジクグルメ帖』に掲載してある市内21店舗(飲食店7、小売店12、直売店2)のうち「飲食1・小売店2・直売店1」の4店舗を巡り、スタンプを集めて、市農政課に応募すると、抽選で50人に作家・望月麻衣さん(きょうと城陽応援大使)のサイン入り書き下ろし「イチジクエッセイ」が当たる企画を実施中。

イベントを主催した中野理事長

そのオープニングを飾る「城陽イチジクのお祭り」には、京都の老舗料理店「菊乃井」の主人・村田吉弘さん、フレンチの巨匠・三國清三さん=「オテル・ドゥ・ミクニ」シェフ、「たん熊北店」の栗栖正博店主、脇屋友詞さん=「Wakiya一笑美茶樓」シェフが勢ぞろいした。
まず「ふれあいホール」では、大奈さんの司会と、京都きづ川病院の中川雅生院長のコーディネートのもと、シェフ4人が『食と健康』をテーマにトークショーを展開した。

世界的に有名な4人のシェフを迎えたイベントで挨拶する西脇知事(左)

冒頭、京都府の西脇隆俊知事も会場に駆け付けて歓迎の挨拶。奥田敏晴市長の満面の笑みで、同病院の中野理事長の厚意に感謝の言葉を寄せた。
トークショーで、村田さんは「無形文化遺産に登録された和食は、ヘルシーで健康には一番」と述べると、三國さんは「料理はハーモニー(フランス語)を楽しんで味わうもの。その意味ではフレンチが良い」と切り返すなど仲の良さを感じさせた。
栗栖さんは「医者は、和食が好きな人が多い。それは野菜がたっぷり食べられて糖尿病になりにくいから、会席料理で最後に出てくるごはんはお代わりしないように」と述べ、聴衆の笑いを誘った。最後に脇屋さんは「中国料理は旬のものを食べる習慣があり、夏はウリ系の食材で体内の熱を冷ます効果がある。イチジクも当然、古くから使われ、整腸作用など薬膳効果を生かすため、乾燥させてお茶にして味わうこともある」と説明した。

■料理試食会で250人至福の時間
トークショーのあと、参加者お楽しみに「イチジク料理試食会」が大会議室に場所を移して開かれ、3年前から中野理事長が4人のシェフに贈り続けてきたイチジク料理の集大成が披露された。
メニューは▼「菊乃井」村田シェフ=無花果西京煮▼「オテル・ドゥ・ミクニ」三國シェフ=牛バラ肉の赤ワイン煮込み、イチジクのロースト添え(黒胡椒味、ラベンダーの香り)▼「たん熊北店」栗栖シェフ=無花果おかき粉揚げバジル味噌かけ▼「Wakiya一笑美茶樓」脇屋シェフ=「イチジクの香り蒸しケーキ」「イチジクと国産豚のパイ包み焼き」。
どれも、城陽産イチジクのおいしさを引き立たせる逸品で、招待者や運よく抽選で当選した一般市民ら約250人が、味と香りを堪能しながら至福の時間を過ごした。
このイベントの仕掛け人・京都きづ川病院の中野理事長は「地域貢献できるなら…との思いでシェフの皆さんが協力いただいたおかげです。きょうで終わりでなく、きょうを出発点として城陽のイチジクでまちおこしをしてもらいたい。行政に『何かやれ』ではなく、市民みんなでまちを盛り上げていくことが本来の姿」と話した。