酒酔いウナギ、豊作を/宇治田原・大滝大明神祭り
滝つぼに勢いよくウナギを投げ込む区の代表者ら

酒に酔ったウナギを滝つぼに投げ込む雨乞い儀式「大滝大明神祭り」が1日、宇治田原町湯屋谷の大滝で営まれた。秋の収穫期を前に、豊作や地域の安全を祈願した。
滝の上部に奉られている不動尊の使者であるウナギに酒を振る舞い放流すれば、たちまち天に昇り、雨を降らせる―との言い伝えにちなんだ伝統神事。
大滝は鷲峰山系から清流が集まってできた落差約20㍍の滝。不動明王坐像は水難除けや無病息災にも霊験あらたかとされている。
この日は、地域住民が見守る中、滝のそばにあるほこらの前で神職が祝詞をあげ、玉串を奉納した。3匹のウナギに神酒をかけ、副区長と会計、宮総代が1匹ずつ滝へ放った。
浅田清晴区長(66)は、ここにきて雨が降り過ぎていることで田畑への影響に気を揉み、「ちゃんと作物が育ちやすいよう、適量が降ってくれたら」と願った。