3次元の美、楽しんで/宇治でシャドウボックス展
シャドウボックスの作品を展示する武藤さん

3次元のペーパーアート「シャドウボックス」を創作する宇治市宇治大谷の武藤隆志さん(76)と、武藤さんの指導を受ける教室生の作品展が、JR宇治駅前「ゆめりあ・うじ」で始まった。目を引き付ける3Dの世界と水彩画が競演し、来館者を楽しませている。
シャドウボックスは原画のコピーを複数使い、カッターナイフで切り取ったデザインを重ねて立体的に表現する。建物や人物など、細かなパーツが幾重にもなって陰影をつくり、独特の「影(シャドウ)」を楽しむことができる。
武藤さんは定年後にシャドウボックスに挑戦した。水彩画の心得もあり、府立伏見港公園で教室を毎月担当している。
〝師匠〟と〝教え子〟との作品展では、シャドウボックス11点、ハガキ絵の水彩画12点を紹介した。
武藤さんはシャドウボックスを3点出展した。秋らしく色づいた葉や、海辺の傾斜地に家が立ち並ぶ異国のまちの風景、柔らかな表情で編み物をする老婆の作品で、繊細な職人技が光る。「こんな世界で楽しんでいる人がいると知ってもらえたら。2次元が3次元になることで奥行きと深みが出る」と話す。
18日(水)午後5時まで。自由に鑑賞できる。