実りの秋へ柔らかな光/久御山・若宮八幡宮「千灯万灯」
木棚のろうそくに火が灯り、幻想的な雰囲気に

久御山町佐古の若宮八幡宮で14、15日の2日間、伝統の放生祭(千灯万灯・せんとうまんとう)が営まれた。夜の境内が灯明でほのかに照らし出され、参拝者は豊作や幸福を祈った。
実りの秋の本格的な到来を前に、五穀豊穣や多幸を願い、生き物の鎮魂を祈る行事。佐古地域で代々受け継がれている。
もともとは2枚重ねのカワラケに菜種油を入れ、灯芯を浸して火をともしていた。近年は灯芯が手に入りにくくなったこともあり、ろうそくに替えて往時の息吹を伝えている。
連休初日の14日は、午後7時ごろから子供たちが次々と足を運んだ。境内にしつらえられた木棚のろうそくに火を灯すと、境内は柔らかな光に包まれた。