流れ橋「また通れへん…」/台風増水 橋板流出
木津川の水位上昇で橋板が流された流れ橋(久御山側から撮影)

木津川の久御山町佐山と八幡市上津屋に架かる通称・流れ橋(上津屋橋、全長356・5㍍)は、台風19号の降雨に伴う増水で橋板が全て流された。一昨年秋にも台風の影響で橋板が流出し、昨年6月に復旧したのだが…。
府山城北土木事務所によると、12日午後7時30分ごろ、流れ橋の橋板が外れているのを、職員が国交省設置のカメラで遠隔から確認した。当時の水位は、上流にある京田辺市の飯岡水位観測所で約4㍍だった。
3連休最終日の14日も、流れ橋にはサイクリング愛好者や地元住民が訪れた。ワイヤでつながれた橋板が水面に浮かび、橋脚の頂上がむき出しの荒涼とした光景を目の当たりにし、「また当分通れへんな…」とつぶやく夫婦の姿もあった。
流れ橋は全長356・5㍍。増水で一定水位に達すると自然に橋板が浮かび、下流側に流されることで被害を抑える歩行者専用の木橋。橋面を高くするなど、2016年3月に流れにくい構造に変更されて以降、橋板が流出するのは2回目。同事務所は「水位が引き次第、下部工を調査し、河川管理者の国交省と協議して早期復旧したい」と説明する。
一方、久御山町側の流れ橋付近にある木津川堤防そばの田んぼでは、2年前の台風21号の接近時と同様、複数個所で漏水が発生した。