食テーマに魅力向上/久御山・まちのにわ構想

食をテーマに、久御山中央公園と町の交流施設「まちの駅クロスピアくみやま」を結び付け、官民連携でまちの魅力向上を図る「まちのにわ構想」の実現へ、久御山町は16日、関係者会議の初会合を開いた。まず、中央公園の再整備を中心に、事業を検討していく。
名称は「久御山町まちのにわ構想推進プロジェクト」。会議は福祉、農業、商工会、飲食などの関係者ら約20人でスタートし、今後もメンバーを拡大する。町の委託で構想をまとめた研究チームの山口敬太・京都大学大学院景観設計学分野准教授らがアドバイザーを務める。
開設40年超の中央公園は、人々が集う憩いの空間が少ないことや、北側エリアが収益を生まないことから、抜本的な改装が求められている。また、クロスピアは農業とものづくりを結んで発信する機能が弱い。
一方、町内の工業地域内では、飲食店がほぼなく、食の提供環境が改善しなければ企業の人材確保がおぼつかないという。
町はこれらの課題解決へ、公共施設の整備活用に関して京都大学と協働で検討。中央公園の改修と合わせ、同公園とクロスピアについて、官民連携による包括的な管理方法の導入を視野に入れた「まちのにわ構想」を策定した。
構想では、中央公園で野菜やハーブなど食べられる植物を栽培。菜園教育や食育に活用したり、町内での収穫物をクロスピアに集約して調理し、フードトラック(キッチンカー)で工業地域や同公園に運んで販売したりする案などを例示した。
初会合では、メンバーから「久御山産」を使った限定メニューの販売や子供が自立できる公園を求めたりし、「利用者の目線で、できる方法の模索を」などと呼び掛けた。アドバイザーからは「小さくとも、常に何か新しい物がある仕組み」の大切さなどを指摘した。
町は、今年度内に中央公園の活用に関する社会実験を実施する。11月3日(日・祝)に同公園で行われる「くみやま夢タワー137」(KBS京都ラジオ電波塔)の点灯式と同時開催のマルシェのブースには、本格実験に先立ってキッチンカーが来場し、カレーを販売する予定。