小中英語、指導力アップ/山城教育局
英語で城陽市の紹介に取り組む6年生の公開授業(寺田西小)

新学習指導要領の全面実施を前に、府山城教育局は29日、城陽市立寺田西小学校と西城陽中学校で、外国語教育の授業の指導力アップに向けた研修会を開いた。管内小中学校の教員約170人が公開授業や講演会に参加し、小中連携による効果的な指導方法を探った。
新学習指導要領を見据え、同教育局は4年前から外国語教育の研修会に取り組んできた。小中のスムーズな接続に焦点を当て、今回初めて中学校の公開授業を組み込んだ。
寺田西小は4~6年生各1クラスの授業を公開し、参加者が見学した。6年1組25人が、英語専科指導教員の松浦真理教諭と市AET(英語指導助手)のリズ・セルメスさんの指導を受け、城陽市について知らない人に市の良さを伝える練習に取り組んだ。
児童は梅やイチジク、お茶、花ショウブ、文化パルク城陽、サンガタウンなど城陽の特産、施設、スポットなどを挙げた後、写真付きの手作りミニポスターを使って、ペアの相手に英語で市の魅力を紹介した。
松浦教諭は、相手に聞こえる声で、相手の目を見る、リアクションをする―といった他者に配慮した話し方をアドバイス。児童は「寺田いもが好き」という相手に「スイートポテトは好き?」と質問するなど、会話のキャッチボールをしながら話題を広げた。
次回が全7時間の授業の最後となり、児童は新任AETに城陽の良さを紹介し、交流する。
研修会ではこのほか、文科省の英語指導力向上研修協力校に今年度指定された西城陽中の授業を公開。続いて、同校で全体会を開き、大阪教育大学の加賀田哲也教授が「子どもの心を耕す外国語教育―小中連携を踏まえた授業づくり」をテーマに講演した。
新学習指導要領では2020年度に、小学校で英語の教科化が5年生から、評価対象とならない外国語活動が3年生からに前倒しされる。教科の英語は「読む・聞く・書く・話す」を総合的に身に付けることを目指す。
中学校では21年度に、英語授業を「英語で行うことが基本」となり、学習する英単語や文法が増える。