新たな時代に 心癒す一滴/城陽で関西茶業振興大会
農林水産大臣賞で表彰を受けた太田さおりさん

第72回「関西茶業振興大会京都府大会」式典と消費イベント「関西お茶まつりin京都城陽」が9日、文化パルク城陽で開かれた。京都府での開催は3年ぶりで、城陽市では初。今年8月に行われた関西茶品評会審査会の褒章授与式や、入賞茶を味わう「プレミアム茶体験」のコーナーなど多彩な催しが展開された。
大会は「新たな時代に心癒すこの一滴~宇治茶の郷からおもてなし~」をテーマに、お茶の持つ素晴らしい魅力を発信する機会として開催。地元出身の歌手・大奈さんによる「宇治茶歌曲」の歌唱で幕を開けた。
式典では大会会長の西脇隆俊府知事と堀井長太郎・大会実行委員長が開会挨拶。開催地を代表して奥田敏晴・城陽市長が歓迎の言葉を述べた。
続いて、川邊隆司さん(府茶業会議所理事)ら7人を今年度の茶業功労者として表彰。併せて、杉本貞雄さん(前関西茶業協議会会長)には感謝状を贈った。
宇治茶会館で8月に行われた関西茶品評会審査会の褒章授与式では、地元城陽市から太田さおりさんが「てん茶」で農林水産大臣賞、菊岡祐一さんが同じく「てん茶」で日本茶業中央会長賞を受賞した。産地賞には「玉露」で京田辺市、「てん茶」で城陽市が輝いた。
地元生産者の意見発表として、太田博文さん=城陽市=が登壇し、農林水産大臣賞を射止めるまでの道のりと、高級茶づくりに向けた思いを語った。
そして、府茶生産協議会会長の吉田利一さんが関西茶業の育成・発展にまい進する決意などを込めた大会宣言を力強く読み上げた。
また、式典と並行して開かれた消費拡大イベント「関西お茶まつりin京都城陽」では、品評会上位入賞者のお茶が飲める「プレミアム茶体験」や、地元城陽のお茶PRコーナーがあり、来場者たちが憩いの時間を過ごした。

プレミアム茶でほっこり

■宇治茶の郷からおもてなし/関西お茶まつり
プラムホールでの式典と並行して「関西お茶まつり」には、約3600人の人出で賑わった。1階エントランスでは、水出してん茶のウエルカムドリンクや、宇治茶お楽しみ抽選会で来場者を歓迎した。
そして、入賞茶を味わう「プレミアム呈茶会」を館内の市民プラザに準備。普段手に入りにくい極上の茶を自ら淹れる体験が人気を博したほか、抹茶アート、宇治茶・宇治茶スイーツ販売、城陽市PRブースなどが設けられた。

人気の抹茶アート

2階ふれあいホールと3階の特設会場では「キッズ茶ムリエ検定」を実施。小学3~6年の児童80人が、日本茶インストラクターの指導を受け、おいしいお茶の淹れ方教室や抹茶きんとん作りにチャレンジした。
屋外には、京都京阪バスの「宇治茶バス」を常駐させ、車内を無料開放。さらに、ご当地キャラ「じょうりんちゃん」らも登場し、親子連れたちの笑顔があふれた。