オーケストラ演奏に感動/城陽市立寺田西小
児童の間近で演奏を披露するザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団

城陽市立寺田西小学校(樋口善夫校長、313人)で20日、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団の公演が開かれた。体育館に集まった全校児童は、オーケストラ演奏の醍醐味を感じながら、校歌を歌ったり、代表児童が「指揮者体験」を行うなど、一生涯思い出に残る貴重な経験を積んだ。
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」による巡回公演で、今年度は府山城教育局管内では、寺田西小が唯一の実施校となった。
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団は1988年に結成され、大阪音楽大学の学生研究や学習サポートに取り組むとともに、学外でも積極的に公演活動を展開。2015年の創立100周年記念オペラ公演で、文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど数々の栄誉に輝いている。
この日は正指揮者の牧村邦彦氏、ソリストの北野智子氏を含め61人が来校し、2校時の枠で公演を開催した。オープニングで、ロッシーニ作曲~歌劇「ウィリアム・テル」序曲よりスイス軍の行進~を奏でた後、児童らにも分かりやすく楽器の紹介を行った。

指揮者体験でオーケストラ演奏を導く代表児童

チャイコフスキーの「バレエ組曲~くるみ割り人形より・花のワルツ」を奏で、休憩を挟み、いよいよオーケストラの伴奏で全校児童が校歌を大合唱。そのあと、5、6年生の代表児童4人がビゼーの歌劇「カルメン」より前奏曲を一人ずつ指揮者体験。自分の指揮棒の振り方により、リズムが奏でられる面白さを満喫した。
最後は、アンコール曲・シュトラウス2世「雷鳴と稲妻」まで披露される大盛り上がり。館内は大拍手の渦に包まれ、樋口校長は「素晴らしいオーケストラ演奏を数㍍の近さで、聴くことのできる私は、おそらく一生で最後の機会となりました。子供たちも一生記憶に残り、宝物となることでしょう」と、お礼の言葉を述べ、児童らは声を揃えて「ありがとうございました」と感動のエンディングを演出した。
指揮者体験を行った児童の一人、野宮万裕美さん(6年)は「ちょっと緊張したけど楽しかったです」と感想を述べた。