安全安心、子供目線で/宇治ネットワーク会議
子供の安全安心に関わる講話に聞き入る参加者たち

宇治市内の学校・家庭・地域団体、警察などが連携を深める「市子どもの安全な生活を守るネットワーク会議」が10日、市生涯学習センターで開かれた。学区安全管理委員会やPTA(育友会)、学校・園、青少年健全育成に携わる関係者ら約100人が参加し、子供の防犯対策や校・園外での安全確保に関する講話に耳を傾けた。
府警交通企画課交通安全教育センターの雄谷正夫所長が、幼児や児童生徒の通学時や施設外活動中の安全確保へ留意点をアドバイスした。
子供への横断歩道の渡り方の指導を一例に「複雑な文章では頭に入らない。具体的に、ポイントを絞った短い言葉で。子供自身が繰り返し訓練をすることが大切」と説明した。
大津市で今年5月、車同士の衝突事故の巻き添えになった園児ら16人が死傷した事故にも言及した。
このほか、子供と大人の視野や視界の違いを指摘し、「来春、小学校に入学する子供がいる家庭は、よく知っている道でも、子供と一緒に何度も通学路を歩いて。交差点では一度しゃがんでみて」と子供目線で安全を考えるよう促した。
一方、宇治署生活安全課生活安全係の林正啓係長は、子供の防犯対策を紹介した。買い物や散歩といった日常のちょっとした外出機会を有効活用し、子供に目を配る「ながら見守り」へ協力を求めたほか、SNS絡みの犯罪の被害を踏まえて「ネットは便利だが、悪用する大人がいる―と子供に伝えて」と呼び掛けた。
同会議は2003年12月に発生した宇治小事件の教訓を風化させないよう、事件翌年から毎年、市教委が市民安全・安心推進旬間(10~19日)に開催している。今年で16回目。