開通当初から6車線に/新名神大津~城陽、八幡京田辺~高槻
新名神「城陽ジャンクション」付近から工事が進む東側を望む(今年7月)

2023年度の全線開通を目指して工事が進められている新名神高速道路の大津~城陽(25・1㌔)と八幡京田辺~高槻(10・7㌔)の2区間が、国の財政投融資を活用し、6車線化されることが13日に決まった。閣議決定された今年度の国補正予算案に関連費用が盛り込まれたもの。これによりネクスコ西日本は「暫定4車線」を変更し、開通当初から6車線で工事を進め、完成形の工期短縮を図る。
新名神高速は、愛知県名古屋市を起点に兵庫県神戸市に至る全長174㌔の国幹道路。これまで西日本の物流を支えてきた現・名神高速は開通から50年以上が経過し、老朽化が目立ち始め、南海トラフの発生懸念が高まる中、地元経済界を中心にダブルルートの早期完成が望まれている。
京都府域では、2017年4月30日に城陽~八幡京田辺間(3・5㌔)が開通。その後、地元の城陽市、宇治田原町を通過する「大津~城陽」と、「八幡京田辺~高槻」は暫定4車線で工事が進められている。
しかし、今年9月、国交省がトラックの隊列走行の実用化に向けて新東名と新名神の3カ所に専用物流拠点を新設する計画であることが判明。その候補地として海老名(神奈川県)・豊田(愛知県)と城陽ジャンクション周辺が浮上し、専用レーンを取るために、新名神でも片側3車線の必要性が高まっていた。
これを受け、今月4日、西脇隆俊知事が国交省を訪れ、赤羽一嘉大臣に「トンネルを掘ってから6車線に広げると、費用がかかり、工期も長期化する。全線を当初から6車線で」と緊急要望した経過がある。
京都6区選出の安藤裕衆院議員(自民)の事務所からの連絡によると、国が低利資金を供給する財政投融資5500億円が、今年度の国補正予算に盛り込まれ、13日に閣議決定。これにより、京都南部の発展に大きく寄与するよう開通当初から新名神・地元ルートの6車線化が確定した。