児童もハートに願い込め/井手町・髙神社で大絵馬奉納
RIKEWさんの手ほどきでハートに色付けする児童たち

井手町多賀天王山の髙神社(山本光則宮司)で21日、新年を寿ぐ創作四字熟語を描く大絵馬奉納が行われ、ライブパフォーマンスなど盛んに活動する芸術家の手ほどきを受けた子供たちがオリジナル絵馬も完成させた。
東日本大震災を機に、2011年から始まった「心温まる絵馬を描こう」という取り組み。山本宮司とサイクリングの趣味を通して懇意になったというハートアーティストRIKEW(利休)さん=大阪市西成区=が、1畳分はあるビッグ絵馬に、事前に決まった「多賀幸運」の4文字を表現。1文字ずつにハートをちりばめ、「字も、形も、意味がある。心がある」の真意を込めたハート文字を表してみせた。
渾身のパフォーマンスに固唾をのんだ地元の子供たちは、アクリル絵具や墨汁からなる墨が乾くのを待ち、ハート部分に赤や緑色をペイントしていった。
利休さんは「作品を仕上げる過程で、しもた、と思うのでなく、まあいいか、ぐらい。最後にうまくまとめるのが楽しくて、面白い」と極意を伝え、「失敗してもよい」と子供たちをリラックスさせた。
このあと、児童は通常の絵馬でハート文字描きにチャレンジ。四字熟語を考えた多賀小5年の吉岡獅藤(しどう)くんは「井手町のみんなが幸せになってほしい」との願いを込めたという。大絵馬は新年中、舞殿に掲げるのをはじめ、利休さんが異なる漢字1文字ずつを描いた絵馬100枚を元日から授与する。