資料紹介 古墳へ行こう!2020/9月6日まで・城陽『五里ごり館』
久津川車塚古墳の模型で児童にも分かりやすく

城陽市歴史民俗資料館『五里ごり館』(佐橘徹館長)=文化パルク城陽西館4階=で、6月2日(火)から今年度の資料紹介「古墳へ行こう!2020+城陽の発掘調査速報展」が始まる。例年、4月下旬スタートしていた企画だが、今年度は新型コロナウイルス感染防止に向けた臨時休館の影響で、開幕が遅れ、期間は9月6日(日)までに変更される。
この資料紹介は、小学6年生の社会科(『日本のあゆみ』『大昔のくらしと国の統一』)に合わせて、2008年から毎年、1学期の前半2カ月ぐらいの会期で催されていた。
しかし、今年度は新型コロナの影響で、小中学校の授業の本格開始が6月からとなってしまい、市歴民の臨時休館も相まって、会期は6月2日(火)から9月6日(日)に変更された。
会場の特別展示室では、「古墳って何」から始まり、「古墳のできるまで」と題して南山城最大の全長272㍍もある国史跡・久津川車塚古墳(古墳時代中期)などの概要が小学生にも分かりやすくパネルや模型で紹介されている。
さらに、新企画として市内10カ所の『見学できる古墳』が地図や写真付きで紹介され、JOYOエコミュージアムの趣旨に則り、市民が市内の古墳巡りを楽しむことのできるきっかけづくりにもなりそうだ。
市教委が継続して行っている久津川車塚古墳の昨年度発掘調査の成果も分かりやすく紹介。後円部の上段から下段までの各斜面及びテラスの形状や規模、遺存状態を確認するため、北側や西側に4カ所のトレンチを設けて行った調査について説明している。

「下水主遺跡」から出土した府内初・遮光器土偶の腕破片

また、京都府埋蔵文化センターも新名神高速道路や国道24号寺田拡幅(4車線化)に伴い、発掘調査している「下水主遺跡」「小樋尻遺跡」「水主神社東遺跡」の成果を写真やパネルで紹介。特に、縄文晩期の人々の暮らしが垣間見られる貴重な成果を上げている「下水主遺跡」から出土した京都府内初の遮光器土偶の先端が三つ又になった腕の破片の実物を展示し、子供たちの歴史・ロマンに対する興味をかき立てる。
6月2日(火)以降の開館時間は午前10時から午後5時まで。文パル同様に月曜日などは休館。観覧料は大人200円、小中学生100円。ただし、市内在住の小中学生と65歳以上の高齢者、身障者は無料で入館できる。
来館時には、自宅で検温を行い、マスクを着用。入口では手指の消毒などを徹底し、長時間の観賞は控えるように、市歴民では市民らに協力を呼び掛けている。