企画展 小町七変化―名所図会にみる小野小町―/7月12日まで・源氏物語ミュージアム
(上)は模本「佐竹本三十六歌仙絵」から。三十六歌仙のうち、後ろ姿で描かれているのは小野小町だけだという。 (下)は年老いた小町が登場する能楽の脚本「観世流謡本」

新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言が解除されたことを受け、宇治市の源氏物語ミュージアム(宇治東内)でも2日から営業が再開された。5月13日からの予定だった企画展「小町七変化」も開催が始まったが、図書室など施設の一部は休止を続ける。
同ミュージアムでは、感染対策としてマスク着用や手洗い・消毒に協力を求めるとともに、長時間の滞在は控えてもらう。団体利用(20人以上)は事前の予約が必要。
図書室と体験型コンテンツの一部は利用を休止。講座室も閉室とし、入門講座の受付・開始を延期する。
企画展示室で開催する「小町七変化―名所図会にみる小野小町―」では、小野小町の和歌や伝承、ゆかりの地について資料16点とパネル展示で紹介する。
平安時代前期に活躍した小野小町は、クレオパトラ、楊貴妃に並ぶ「世界三大美女」として知られる。江戸時代には美しい女性の代名詞として「小町」の名が用いられたように、様々な伝説が語り継がれている。
会場では、古今和歌集の「六歌仙」こと小野小町、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、大友黒主を描いた図屏風のほか、各人物と歌を精細に彫り上げた銅版画(拡大パネル付き)が見られる。
生没年をはじめ謎が多い小野小町。1780年に発行された「都名所図会」には、各地の伝承が見つかる。小町のもとへ足しげく通った「百夜通」で有名な深草少将が、屋敷跡に建てたとされる「欣浄寺」(京都市伏見区)などが挿絵で描かれている。
企画展は7月12日(日)まで。午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜休館。観覧料は、大人600円、小人300円。問い合わせは同館℡0774‐39‐9300まで。